関西万博はIRの隠れ蓑!ノンフィクション作家・本間龍が解説
1月31日放送の「くにまる食堂」(文化放送)は、ノンフィクション作家の本間龍さんが出演。来年開かれる大阪・関西万博はなぜ開催しなくてはいけないのか?解説した。
野村邦丸「なぜ今の日本で関西万博を開催しなきゃいけないんですか?」
本間龍「これだけ通信手段が発達して、VRの技術などもあって、世界中から同時中継ができる時代なのに、なぜわざわざ巨額の費用をかけてパビリオンを建設しなきゃいけないのか?どうして体を運んで行かなきゃいけないのか?どうしても説得力がなくなってるんですよね。それなのに、旧態依然とした考え方がある。あと、大阪万博は大阪湾の埋め立て地を活用するためにそこでやる。しかも万博が終わったら、すぐ横にIR、カジノを作りたい。IRのために道路や地下鉄を作ると無駄遣いだと思われるけど、万博ならいいだろうということで万博用に作っている」
邦丸「万博を隠れ蓑にしてる」
本間「そこが見えちゃってるんですよね。万博の直接の開催費は2350億円といってるけど、駅作ったりすべての整備費をいれたら1兆円になると言われている」
邦丸「誰が払うんですか?」
本間「直接の開催費は、政府、大阪府、大阪市、関西を中心にした財界が3分の1ずつ払うことになっている。それ以外の関連費は大阪府、大阪市の負担が大きくなってるんですね。今でさえ、大阪市民の1人当たりの負担が2万5千円を超えている」
邦丸「2万5千円!」
本間「4人家族なら10万円。まだまだ増えると言われている。そこは大阪府知事の吉村さんとかは隠してるところで、経済効果は3兆円あるから大丈夫ですと言ってますけど、まあすさまじい浪費をしているわけですよね」
「くにまる食堂」は平日朝11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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