オレオレ詐欺も撃退できる? 「ツッコミ文化」を考える
1月22日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーは「ツッコミ文化」をテーマにお届けした。関西圏はツッコミ文化が根付いているためオレオレ詐欺の被害が少ない、といったデータが存在するという。なぜそんなデータが生まれるのか、全国各地でツッコミ方に違いはあるかなどを語り合った。
西川あやの「警察庁がまとめた特殊詐欺の発生状況、2021年のデータなんですけど、オレオレ詐欺の発生件数は都道府県別で見るとワースト上位に首都圏が多かったんですね。埼玉39%、神奈川32%、千葉29%、東京25%と。対して関西を見てみると、標語と滋賀は4%、大阪は6%」
山内マリコ「すごい違いだ!」
西川「なぜ関西でオレオレ詐欺が少ないのか。日本経済新聞の2月の記事で、大阪府警の担当者がおっしゃっています。『実際のところはわからないけど』と前置きしたうえで、『関西人の話好きな性格や会話でのツッコミ文化の影響ではないか』と。たとえば『何があったん?』『それはそうと元気にしとったん?』という会話が続くことで、詐欺師の話す内容や言葉づかいにボロが出ることも考えられる。『母さん、オレオレ!』『誰よ?』『オレやって』『だから誰やって』とツッコミを繰り返すことで詐欺師の戦意を喪失させる」
田村亮「……のではないか、ということね(笑)」
西川「亮さん(大阪府出身)は『わかる、わかる』ってなります?」
田村「おしゃべりな文化があるというのはわかります。会話が増えるとどうしてもそうなりがちというか。僕の感覚でいうと関西って、ツッコミというより、値切りするような商売っ気があるというか。百貨店の地下にお惣菜の店、あるじゃないですか。地元のそこでバイトしていたんですよ。それでも値切られますからね」
西川「ええっ? 百貨店で!?」
田村「商店街じゃないですよ。100グラムいくらとか書いているのに……。『180円って書いてんねんけど、ホンマはいくら?』って。それは止めないといけないから『いやいや180円って書いてますやん』ってなる」
西川「ツッコんでいますもんね」
田村「『ホンマは?』って聞かれても『無理です!』って(笑)」
西川「ボケとツッコミができあがっているじゃないですか! 全員が全員、そうではないですけどね。亮さんはスタジオ部員になってくださってから、上品なツッコミをしてくださっています。もともと亮さんはツッコミですか?」
田村「コントやっているときはツッコミです。自分がネタを書いていたとき、自然とそっち側で書いていましたね。自分がボケるというのがあまりイメージできなくて。向こう(相方の田村淳)が『ツッコミやりたい』と言っていたわけでもないから……」
西川「もともとツッコむ人間ではなかった?」
田村「ボケようと思ったとき、ひとりコントをやったときに『あまり似合っていない』という感覚があった。それでおそらく、二人でコントするときはそうなった」
このあとは山内の出身地である富山を含め、全国各地のツッコミ文化、言葉についても語り合った。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。
「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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