ソニーと日本テニス界の意外な関係について、国際テニスライター・神仁司が語る!
1月18日(木)の「くにまる食堂」(文化放送)に、前身の番組「くにまるジャパン極」では常連だった国際テニスライターの神仁司さんが初のご来店! 神さんが盛田正明さんと出された新刊より、ソニーと日本テニス界の意外な関係について伺った。
野村邦丸アナ「(最初に、産休から復帰した大坂なおみさんのお話があって)大坂さんが世に出始めた頃、日本でも絶頂を極めていた国際的テニスプレーヤーの錦織圭さん。まだあどけなさが残る少年時代の錦織選手を、神仁司さんはずっと見続けていたわけですよね?」
神仁司「見ていましたねえ~。松岡修造さんがジュニアのキャンプを主催していて、それに取材に行って初めて圭君を見たのが、11歳の頃だったかな?」
邦丸「11歳!」
神「ホントたまたまだったんですが、でも、その時まだ全国小学生テニス大会で活躍していて、優勝したこともあったんですけど、だからといって即世界のトップに行けるかどうかっていう、当時の圭君を見て判断できたかどうかっていうと、なかなかわからなかったですねえ、正直言えば。ただ、高校生と試合をさせた時に、小学生の圭君が勝っちゃったっていう、その場面は覚えてるんですよ。まあ、高校生に勝っちゃったんで、珍しいことじゃないですか。その印象は残っていましたけどね」
邦丸「今回ね、神仁司さんが書かれた本『人の力を活かすリーダーシップ』の帯に錦織圭さんが文章を寄せていて、『盛田会長が、世界への道を開拓してくれた。だから僕はここにいる』というね。この盛田会長というのは、元職ですけど、元ソニーの副社長で、元日本テニス協会の会長・盛田正明さんのことを指している。この盛田さんのビジネスマンとして、そしてビジネスマンをリタイアしてテニスの世界に特化した、この生き方を書いた本なんですが、まあ~面白い本だ!」
神「ああ、ありがとうございます!」
邦丸「今、ソニーって言ったら、何が本業の会社かわからないですよね?(笑)」
神「そうですよね(笑)。本当に、音楽、映画、ゲーム……色々やってますからね」
邦丸「メーカーっていう範疇じゃなくなってしまいましたよね!」
神「僕らが知ってるイメージとは、大分変わりましたね」
邦丸「ソニーの創業者という人が2人居て、1人が井深大さんという方と、もう1人が盛田昭夫さん、正明さんのお兄さんですね。このお2方が、『東京通信工業』という会社を創立して、『他でやってないことをやろう』と。他でやってないのでお金はない。理解者もいない。そこでどうやってソニーが、『世界のソニー』になっていくのかという、その始まりからずーっと今に至るまでを綴っています」
神「本当に、盛田正明さんはソニーの創業当時を知る、『ラストマン』とも言える貴重な方であるので、その話を聞けて、本に残せて、メディアの端くれとしては良かったかな~なんて思ったりもしていますね」
邦丸「ソニーの技術者として、トリニトロンカラーテレビとか、『モノ作りソニー』の中心に居た盛田さんが、面白いんですねえ~、それまでテニスはほとんど経験していなかったのに、ソニーの仙台の工場にいた時に、気晴らしでやったのがはじまりだったと」
神「そうですそうです、それが盛田さんとテニスの出会いで、本当に昼休みとかにテニスコートが空いてたのでやったのがきっかけだったらしいんですけど、それがきっかけで盛田さんの趣味がテニスになって、後に赴任されたアメリカでもテニスを楽しまれたということで、出張や赴任の時とかは、テニスラケットも一緒に日本を旅立つっていうことが、盛田さんの習慣になってたっていうお話でしたね」
この後のコーナー「今日のこだわり定食」でも、この本についてのお話を伺った。気になる方は、radikoのタイムフリーでご確認ください!
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