自民党が政治資金規正法を改正。パーティー券購入5万円超で購入者公開へ。
1月17日(水)の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、水曜コメンテーター・経済アナリストの森永康平氏と番組パーソナリティの寺島尚正アナウンサーが、自民党が政治資金規正法を改正し、規制を強化する方針を固めたニュースについて意見を交わした。
森永氏「変な話だが、それなら国民も4000万円までは基礎控除にしてくれ(笑)
自民党は、派閥の政治資金規正法違反事件を受け、政治資金規正法を改正し、政治資金パーティー券購入者を政治資金収支報告書に記載する基準額について、現在の20万円超から引き下げる方針を固めた。パーティー券購入者の氏名などの公開基準額を巡っては、公明党は5万円超を主張しており、具体額を与野党の協議で詰め、規正法改正案を26日召集の通常国会で成立させたい考えだ。
現行制度では、個人からの寄付は年間5万円超で、氏名や金額などの記載が義務づけられている。パーティー券購入の透明性の低さが不正の温床になっているとの指摘があり、規制強化は避けられないと判断した。
寺島尚正アナ「政治資金規正法、規制の強化ですが、これ森永さんどうでしょう?」
森永康平「今回の件を受けてですね、強化するのは構わないんですけども、法の規制強化というよりはですね、全部クリアにしたらどうなの? っていうのは本当に思うんですよね。国会議員は国民の代表をしているわけですから、まあお金を必要な分集めるっていうのは、ちゃんとした手続きに則れば別に何も悪い話じゃないわけですよ。なので、どうやってお金がどこから入って来て、どれぐらい入っていて、何と何に使っているんだというものがすべて公開されてしまえば全然問題ないわけで。そもそもそれが違法なんだと言ったら罰せられればいいわけだし、逆に何も違法性がないのであれば完璧に公開された状態で堂々とやればいいだけなんですよね。なので僕はなんかこの、本件に関しては派閥解消だとか、規制の強化だとかそっちの話が多いですけども、もっと技術的に、全部クリアにしたらどうなの? としか思わないですね」
寺島「例えばですけど振り込みなんてのはね、これ全部残るじゃないですか」
森永「そうなんですよ。例えば僕みたいな小っちゃい会社やってるところだって、めちゃくちゃ正確に記帳させられるわけですよ、このお金何に使っただなんだって。だからそういうのを個人には強いてるわけですし、何よりも今我々はね、マイナンバーカードを、例えば証券口座を作る時とかも『出しなさい』って言われて、全部管理されてるわけですよね、資産がどれぐらいあるのかとか。で、企業もインボイスとかで情報を出すようにと。国民に対してそれだけの負担を強いてるわけなんだから、国民の代表である国会議員は、当たり前ですけど、全部クリアに本来はすべきであって、規制強化とか派閥解除とかそういう話以前の問題で、さっさとやってくれって思いますけどね」
寺島「そうですよねえ、金額云々なんて問題じゃなくてね、すべて透明に」
森永「今回の一件でもパーティー券4000万円の不記載という数字が出てきて、それより下だととかどうのこうの言ってますけどね、そんなんありだったら、国民もね、『4000万円までは基礎控除です』と(笑)。それだったらフェアだなって思いますけど」
寺島「それは無いけど(笑)。凄いな、それ。でもホントそうですよね、今の森永さんのご指摘で、4000万円って凄い額だなって思いますねえ!」
森永「普通に生活してたらそんな収入無いじゃないですか! だからちょっと浮世離れしてますよね」
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