ニュースパレード「財界トップに聞く」
文化放送と全国32局の制作協力で、月曜日から金曜日の午後5時からお送りしている「ニュースパレード」
その日に起こった最新の話題を中心、幅広い分野にわたってニュースを紹介しています。
新年、企業のトップに「今年の展望」についてお話しをお聞きする「財界トップに聞く」
今年は能登半島地震などの影響を受けながら、被災地への支援などに尽力する企業トップの力強い声も聞かれました。
1月8日(月)は、すかいらーくホールディングスの谷真会長
今年の経済のキーワードは「賃上げ」「デフレの感覚でコストカットを行っていた時代はもう終わり」
能登半島地震について、富山県ご出身の谷会長は
「心を痛めている。ちょうど北陸フェアを準備していた。食材の集荷が非常に困難。復興については2700店で募金活動を2日から開始した。ボランティアチームを編成し年内長く支援を続けていく」と話していました。
1月9日(火)JR東日本の深澤祐二社長は…
賃上げについては「去年ベースアップを行ったものの、残念ながら実質賃金はマイナスになっている状況は続いているので、それを踏まえて去年並みあるいは去年以上のどの水準にするかということ」
三井不動産の植田俊社長は…
「日銀の金融政策に変更があって金利は上がるとは思うが、それを乗り越えて株価も景気もある水準までは安定的に上がるのではないか。そうはいっても2%ぐらい、賃上げは結論から言うと、ベアも含めて10%アップを目指している」と。
1月10日(水)は、サントリー食品インターナショナルの小野真紀子社長に伺うと…
「質の高い成長、デフレ脱却が期待されている。また物価と賃上げというものの好循環が今年生まれるのではないかと。日本経済が強靭にそして今後ますます質の高い成長を続けていけるかどうかという非常に重要な局面だと思っている。
去年に比べると、原材料価格の上昇は一服して、だいぶ緩和されているが、中東紛争もあってエネルギーコストという点ではまだまだ不透明感はある。コストアップに対して生産性の向上や効率を上げていくということでしっかりカバーしていきたい」
ローソンの竹増貞信社長は…
「まず『賃金ファースト』それにものの値段がついていく良いインフレにしていかなければならない。
株価については年末に向けて、3万円台後半あるいは4万円を覗く展開になるだろう」
また能登半島地震では、竹増社長自ら1月4日に石川県七尾市に入り店舗に商品を並べました。
「コンビニが開いてるだけで、やっぱりこの街大丈夫なんだって、地域の方が思ってくだされば…。
棚に商品を並べている時から、お客様が『もういいですか?やっと開いてくれて嬉しい。安心だ』と…その声を聴くだけで、コンビニやっていてよかったと心から思った」と語りました。
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