「頼清徳氏の一人勝ちでビックリ!」台湾総統選を分析 番狂わせの要因は前総統の失言か?

「頼清徳氏の一人勝ちでビックリ!」台湾総統選を分析 番狂わせの要因は前総統の失言か?

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1月15日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、月曜コメンテーターで経済評論家の上念司さんと番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、台湾総統選挙について意見を交わした。

議会選挙では民衆党がキャスティングボード握る

台湾総統選挙の投開票がおととい実施され、中国に対して強硬姿勢を貫く与党候補の頼清徳氏が当選した。ロシアのウクライナ侵攻や中東情勢が混迷を極める中、台湾をめぐっても今後一段と米中対立が先鋭化し、世界が不安定化する恐れがあるという。台湾のトップを決める4年に一度の総統選は、与党民進党から出馬した頼氏が当選した。頼氏は現在の総統の蔡英文氏以上に対中強硬派として知られている。アメリカとの関係重視を訴え勝利した。台湾独立を政治信条にもしてきた頼氏を警戒する中国は、台湾への圧力を強める構えだ。

寺島アナ「上念さん、今回の台湾総統選の結果をどうご覧になりますか? 」

上念「思ったよりも頼清徳さんの一人勝ちでした。」

寺島「90万票差ですね。」

上念「びっくりしました。直前の前総統・馬英九さんの失言が、けっこう大きかったですね。それから第三局の柯文哲さんが自滅しました。」

寺島「民衆党ですね。」

上念「先住民族とか、女性とか、弱者に対して差別発言みたいなことを言っちゃったんですよ。割とリベラルな若者が支援してたんですよね。「民進党に2期まかせてみたけど生活良くならない、何とかして」みたいな声を吸収して。選挙もちょっとおしゃれな感じだったんですけど、途中で野党候補一本化するとかで迷走したじゃないですか。それプラス、失言の積み重ねで「こいつなんだよ」みたいな感じでちょっと引いてしまった。ただ議会選挙で民衆党がキャスティングボードを握るみたいな感じになっちゃてるんですね。」

寺島「そうですね。51議席(民進党)、52議席(国民党)、で8議席(民衆党)になってますもんね。」

上念「要党になっちゃうんですよ。」


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