なぜ日本人は「初物」が好きなの?
女装パフォーマーのブルボンヌと、伝統芸能研究家の重藤暁を迎えた1月5日放送「西川あやの おいでよ!クリエイティ部(文化放送)」。
「きょうのクリエイティ部」では「初セリをクリエイティブ」というテーマでお届けした。
1月5日(金)、東京豊洲市場で初競りが行われ、青森県大間産のクロマグロが最高値の1億1424万円で競り落とされた。
新春の恒例行事として毎年大きな盛り上がりを見せるマグロの初競りは、なぜここまで注目されるようになったのか。日本人心をくすぐるその魅力について考えていく。
ブルボンヌ「なんでみんな初物が好きなの?」
西川あやの「そもそも新年の収穫を祝う気持ちっていうのはわかりますよね」
重藤暁「そういうことでしょうね」
ブルボンヌ「『初物』って聞いてちょっと高揚感があるのはわかるけど、ここまで値上げされる理由になっていくんだと思うと不思議な感じもするね」
西川「(マグロだけでなく)新米とか新蕎麦とか新茶とか、全部の物において初物ってありますよね?たとえば初リンゴとかもあるわけじゃないですか」
ブルボンヌ「初めてが重宝がられる品種とか食べ物と、『あんまり…』っていう物にちょっとやっぱり、そこも格差があるんじゃない?やっぱ頂点はマグロ(笑)」
西川「いや、可哀想ですよぉ〜、それは(笑)。あとカニの初競りもあるんですって。ズワイガニ漁が解禁されたタイミングで」
ブルボンヌ「あらっ、これも1000万円だよ!」
重藤「1000万!?」
ブルボンヌ「1.2kgのズワイガニ1匹で1000万?」
西川「なんか不公平だと思う」
ブルボンヌ「それは他のズワイガニちゃんとの差がね?でも結局はそのカニさんたちは普通に生きてて、最初に捕まって最初に人目に晒されたってだけだよ。…いや、ごめんなさい、初物を悪く言うつもりはないんですけどね(笑)」
重藤「アンチ勢がいますよ、ここに。“アンチ初物”のブルボンヌが(笑)」
ブルボンヌ「違う違う、意味を考えると、ってことよ(笑)」
西川「でもおっしゃる通りで、そこを今日考えたくて。結構なんか“人間の勝手”だなって思う」
重藤「あー、まぁね?」
ブルボンヌ「大体は人間の勝手ですよ(笑)」
さらに、マグロの初競りが正月の風物詩になった経緯や、江戸幕府の「初物禁止令」などについても話した。
「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜〜金曜の午後3時30分〜5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6kHz、radiko)で放送中。また、radikoのタイムフリー機能では1週間後まで聴取できます。
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