箱根の人気はなぜ根強い? 草津のすごい高級宿とは? 「温泉」を語り合う

箱根の人気はなぜ根強い? 草津のすごい高級宿とは? 「温泉」を語り合う

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12月25日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーは「温泉の魅力」をテーマにお届け。全国の温泉を知る青木理を中心に、温泉トークで盛り上がった。

西川あやの「『じゃらん』の人気温泉地ランキング最新版、やっぱり1位は山内さんも行っていた箱根なんですよ。2位が草津、3位が登別、4位が道後温泉、5位が別府。青木さんは全部ご存じだと思いますけど、何を求めて温泉に行き、温泉で何を得てくるんですか?」

青木理「そのときの気分と状況によります。出張でどこか行きますといったら、必ず近くの温泉を見つけて一泊しようとたくらむぐらいだから、常に入りたいと思っています」

山内マリコ「若いときからでしたっけ?」

青木「若いときから。僕、生まれたのは長野県の小諸というところで、父親が教師だったんですよ。小さいころは長野県の諏訪というところに住んでいたわけ。諏訪も温泉の名所で、すごくおもしろくて。地域の住民が共同で管理している温泉がある。子供のころ、母親に連れられて、昼すぎぐらいに温泉に行く。父親が帰ってきて、飯を食う前に連れられて、温泉に行く。1日2回ぐらい温泉に入っていたわけ」

山内「子供のころから。それは『すごく好き』だわ」

青木「いろんな温泉がある。一軒宿の、そこ(の地域)に行ったらその温泉しかないよね、というところもあれば、草津みたいなところも。なんで箱根の人気が一番かといったら、まったくわかりやすくて、首都圏からいちばん近いからでしょう。もちろんいろんな温泉があっていいところなんだけど、そういう意味だと草津は少し遠いし、登別は本当に遠い」

西川「登別が3位なんですね」

山内「性質はどんなのが好きですか?」

青木「どんなのが、って、いろいろあるわけですよ」

西川「青木さんは本当に、順位とかを決めたくないんですね(笑)」

青木「決めたくない(笑)。たとえば真夏の暑いときにピッタリの温泉もあるわけですよ。体温と同じぐらいの温湯(ぬるゆ)の。それに入ると、今年の夏ぐらい暑くてもスッと汗が引く。お湯から一瞬出ると、ブルッと寒くなる。そういう不感温度の温泉もすばらしいし、最近行ったものだと、草津も……。そのとき、ある理由で高級な宿に泊まったの。その高級宿がすごいなと思ったのは、室内の大浴場の風呂、露天の風呂と、その横に小さな風呂がある。全部適温になっている。聞いたら、その高級宿は湯守(ゆもり)という、湯の担当をする専門の人がいる、と」

西川「混ぜる人?」

青木「混ぜるというか、湯の管理だけをしている人。露天のほうが冷めやすいんですよ。草津の湯って温度が高いわけ。だいたい50、60度ぐらいある。水を加えたら源泉じゃなくなるから、入れられない。1回保管して、適温に下げて、露天は少し熱めに入れる。冷めるから。内湯はそれより冷めにくいから、少し低めに入れる。一人用の湯船はさらに適温にして入れるわけ。それを全部ひとりでやっている」

西川「すごい。湯守になりたい!」

青木「湯守、大変だから(笑)」

このあとも青木の実体験に基づく温泉の紹介、解説が続いた。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。

「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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