「これで所得が増えます」上場企業の配当が過去最高で家計も3兆円効果!賃金アップの仕組みを解説
12月25日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、月曜コメンテーターで経済評論家の上念司さんと番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、企業配当について意見を交わした。
物価が上がると必ず遅れて賃金上がるんです
上場企業の2024年3月期の配当総額は16兆円と過去最高となる見通し。3月期決算の上場企業2350社を対象に日本経済新聞が集計した。1株の配当に発行済み株式数をかけて求めた配当総額は前の期に比べ4%増の約15兆7000億円となる見通し。9月末の時点からおよそ4000億円上振れする。上場企業の株式の約2割を個人が保有していることから、日経新聞は単純計算で約3兆円が家計に入ると伝えている。
寺島アナ「これは、上念さんどうご覧になりますか?」
上念「いや~、よかったですね、これでまた所得が増えますからね。賃金が追いつかないとか、いろいろ言っている人いますけど、これが経済学の掟というか、物価が上がると必ず遅れて賃金上がるんですよ。ただ、どれぐらい遅れて上がるかは誰にも分からない。余計なことをしなければすぐ上がるんですね。岸田さんはちょっと余計なことしちゃったのね。それは増税フラグを上げたでしょう。岸田さんの言い訳がちょっとイマイチで、増税はしてないから増税メガネって言わないでって言うんですけど、まあそれはそうですよ。だけど増税を期待させるような外野からの雑音を消せなかったでしょう。安部さんは、それを消してたので、実際2回増税をやっても、増税安倍とは言われなかったんですよね。だけどそれでも、こうやって放っとけば上がるんです。配当金も増えていくし、おそらく所得も増えていくでしょう。」
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