政治資金規正法に関する国会議員へのアンケート。わからない回答79人 大竹「わからないって答えた人はどういう意味?」
12月22日の大竹まことゴールデンラジオは、朝日新聞の「政治資金パーティー「ルール厳格化を」73% 国会議員アンケート」という記事について取り上げ、大竹、青木がコメントした。
パーティー券収入の取り扱いや政治資金の制度のあり方を尋ねるアンケートを朝日新聞が国会議員に取った。ルールを厳格化すべきかたずねたところ、回答者の73%が「はい」とし、「いいえ」は4%、「分からない」は19%だった。非自民議員に絞ると「はい」が86%に上った。回答率は自民党が22%自民以外に議員が92%と回答率にも大きな差があった。
大竹「国会議員のアンケート、政治資金の透明性を高めるために、政治資金規正法を抜本改正するべきか。はい288人。わからない79人。いいえ13人。俺はちょっとだけ疑問があるんですけど、回答率自民は22%。かなり低いね。なぜ回答しなかったのかなっていう疑問が一つ。もう一つは回答した人のうち、わからないが79人。ちょっと俺は理解できないんだけど」
室井「だけど、バッジ付けてるんだから誰が回答して、誰が回答しなかったのか、誰がはいっていって誰がいいえっていって誰が分からないって言ったのかっていうのは、それこそが記事にすべきことだと思うけど」
大竹「もう一歩踏み込んでね」
室井「うん」
大竹「だけど、わからないって答えた人はどういう意味かなと俺思うわけよ。分かりやすい問題ですよね。政治資金をどうしますかって言ったら国会議員711人を対象にパーティー券収入の取り扱いや政治資金の精度のあり方について、尋ねているわけで、これに対して分からないっていう回答が、全然理解できないんだけど」
青木「室井さんが言った通り、回答した議員をもっと明らかにするべきだっていうのは全くその通りなんだけど、朝日が書いているのはまず問題なのは岸田文雄さん、首相からは回答がなかった。それから松野前関防長官、高木前国対委員長、それから瀬古前参議院幹事長、萩生田さん、西村さんのいわゆる5人衆からも回答がなかった。で、まあ言えばねそれは回答できないんだろうなと。なぜなら自分たちがはいまさにその当事者だからというところもあるんでしょうけれども。そこに今回の問題の深刻さがあって、これまでにも政治と金の問題は本当に何度も何度も議論になって、その度に政治資金規制法が強化されたりしてきたんだけれども、今までのケースでは、一部のけしからん議員だったり実力者と言われる人が賄賂をもらいましたという問題だったんだけど、今回に関していうと自民党ぐるみで、あるいは自民党最大派閥の安倍派ぐるみでやっていたということなので、要するにこの人たち答えられないわけです。答えた瞬間に自分が悪かったってことになっちゃうので。そういう意味でいうと、今回の問題は組織ぐるみの悪質性がよく表れているし、もう一個、僕は政治記者ではないんですけど、今回色々と政治記者の書いてる原稿読んだんですけれども、リクルート事件の時なんかは、当時自民党の若手議員だった武村正義さんなんかが、「これはまずい。政治に対する信頼が地に落ちる」と何とかしなくちゃいかんっていって、規制法の改正議論なんかが当時の若い議員から声が上がったんだけれども、今回その声も上がらない。
大竹「確か青年部もありますよね」
青木「そうなんですよ。だから若い議員だったりとかから、そういうような本当に志のある声が出てこないっていう今の自民党っていう政党の問題点もちょっと浮かび上がってくるのかなっていう気はします」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。