お金はあるが帰りたくない……Z世代の「ネオホームレス」とは?
12月20日「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)、大竹メインディッシュのコーナーに、ホームレスのインタビュー動画を取り扱うYouTubeチャンネル「アットホームチャンネル」を運営する青柳貴哉さんが出演した。同チャンネルでは、若い世代、いわゆるZ世代でホームレスという人にもインタビューを行なっているという。
青柳貴哉「YouTubeチャンネルで、皆さんがザ・ホームレスと思うような駅や公園で寝ているような人へのインタビューをしていく中で、この世代(Z世代)の人にもホームレスをしている人がいる、ということに驚いて。そういう方を撮影させていただくなどしています」
大竹まこと「ネオホームレスとはどういう意味ですか?(青柳さんの著書名が『Z世代のネオホームレス 自らの意思で家に帰らない子どもたち』)」
青柳「いわゆるホームレスの方って、お金がなくて、家族とのつながりもなくて、駅や公園へ……、となっていることが多い。いまのネオホームレス、Z世代のホームレスの子たちは、帰る家とかあるんですよ。遠くじゃない。なんなら家が近所にある。収入もパパ活、そういったことで普通のサラリーマンよりあったりする。家がない=ホームレス、だったものが変わっているな、と思ってネオホームレスというタイトルをつけました」
大竹「お金はあるけど家には帰りたくないと。取材した、いわゆるトー横キッズと呼ばれる人たち、どういう状況で、どうなっているんですか?」
青柳「正直に言うと……同じ日本とは思えない状況です」
大竹「(トー横に)足を踏み入れると怖い感じがする?」
青柳「怖いです。現に、人が命を落とす事件も起きている。危険な遊びもしているんですよ。咳止め薬をすごく飲むとか。それでお酒を飲んで大声を出している人がいるとか。それがひとりふたりならいいんですけど……」
壇蜜「そこらじゅうにそういうことをしている人たちがいる?」
青柳「います」
大竹「座っているの?」
青柳「座っていたり立っていたり横になっていたり」
壇蜜「それで仲間になっていたり……」
青柳「僕が聞いた限りだと10歳ぐらいの子もいると」
大竹「女の子が多い?」
青柳「基本的に女の子ですね。男もいるんですけど、年齢が低くなればなるほど女の子の割合が増える」
大竹「どんな危険が、その子たちを待ち構えているんですか?」
青柳「たとえばさっきサラッと言いましたけど、パパ活なんて未成年がやっていいわけないじゃないですか……」
大竹「近づいてきて、パパ活をしないかと話しかけてくるわけ?」
青柳「そのパターンもありますけど、いま基本的にはSNSを使うみたいです」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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