【アナコラム】水谷加奈「猿翁追悼番組 是非聞いてください」
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文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「アナウンサーコラム」。週替わりで文化放送アナウンサーがコラムを担当しています。この記事では全文をご紹介!
▼12月22日配信号 担当
水谷加奈アナウンサー
私が歌舞伎に興味を持ったのは学生時代。
あの華やかな空気にうっとりしたのを覚えています。
そして市川猿之助(当時)さんのスーパー歌舞伎【オグリ】【ヤマトタケル】を
初めて観たとき、宙乗り、早変わり、京劇のような動きと音楽……。
「すごい! これなに? これも歌舞伎なの?!」
とワクワクしたことを覚えています。
そこからさらに歌舞伎の世界にはまっていきました。
猿之助さんはのちに脳梗塞を患い、舞台からは遠ざかります。
そして猿扇という名跡を継いだ後も若手の育成を見守り……、
残念ながら今年9月に83歳で世を去りました。
淋しいです。
もっともっと舞台に立っていただきたかった。
もっともっと新しい歌舞伎を見たかった。
その猿翁さんの追悼特番を担当することになりました。
市川猿翁追悼特別番組【駆け抜けた83年 夢は終わらない】
12月26日火曜日 夜20時~20時55分
猿翁さんの世界を引き継いだ市川右團次さん。
長きにわたって猿翁一座にいらっしゃった坂東彌十郎さん。
そして歌舞伎座の安孫子社長。
みなさん、快くインタビューに応じてくださいました。
エピソードや思い出を聞けば聞くほど、
猿翁さんがどれだけ歌舞伎を愛していたか。
どれだけ尊敬されていたかわかります。
役者も演出家もスタッフも会社も。
猿翁さんのためならやりましょう!とみんながひとつになる。
そこまで周りを惹き付ける市川猿翁の魅力とは。
是非聞いてください。
年明けには2時間バージョンの特番もあります。
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