「誰もが自分らしく生きられる」社会の実現に向かってチェリオ・菅社長が放つメッセージ —“飲んでチェンジ”!
30年を超えるコンサルタント歴の中で7000社を超える企業を見てきたNIコンサルティング代表の長尾一洋さんが、あるときは「孫子」の智恵を応用し、またあるときは「経営者としてのこれまでの経験」をもとにビジネスシーンでの課題をコンサルティングしていく番組・文化放送「孫子であきない話」(月19:30~20:00)
5月17日(月)は、創業から60年を迎えた株式会社チェリオコーポレーション3代目社長・菅大介さんをゲストにお迎えしました。
ミレニアル世代の先頭に立つ40歳。東京大学でハワイ先住民族というマイノリティについて学び、その後スタンフォード大学で多様性のある社会実現のために「違いを活かして世界を変えていくサービスやビジネスをどうつくるか」を日々考え抜いた菅さんは、帰国後、事業再建に汗を流しながら「チェリオが社会にいた方がいい」理由を探し続けます。
そして出会ったのが「東京レインボープライド」。LGBTQ+、いわゆる性的マイノリティが差別や偏見にさらされず前向きに生活できる社会の実現を目指す活動を行っている団体です。「自分が自分らしくあること」が必ずしも容易ではない日本社会の中で、自社のプロダクトである飲料を通じてすべての人に居場所を作っていこう、そう決心した菅さんは積極的に企業としてのメッセージを発信し始めます。
たとえば、全国に約3万台あるチェリオの自動販売機。その強みは地方の、人があまりいない場所にも設置されていること。そういう場所では都市にくらべて多様性の価値観が浸透しづらい。だからこそ、応援メッセージを発信する役割を担うことに大きな意義がある。
「100円のボタンを押すだけで、誰もが時空を超えて多様性推進に参加できます」——チェリオの掲げる「飲んでチェンジ」、チェンジの対象は社会であり、また一人ひとりの心でもあります。
経営者として今感じているのは、人口減少などに伴い収縮していく日本経済の中で次のブレイクスルーをつくるためには、ますます「リーダーシップ」の存在意義が高まっていくということ。これまで苦しかった時にひらめきや突破口を与えてくれたのはいつも「誰かとの出会い」だったという菅さんは、自分のいる業界の外側で何か変化をつくろうとしているリーダーを自らの足で探し求めて旅を続ける時間を大切にしているそうです。
「善く戦う者は、これを勢に求めて、人に責(もと)めず」(すぐれたリーダーは勢いを大事にする)。孫子の兵法にあるこの一文のように菅さんの勢いのあるリーダーシップがどんな「チェンジ」を世の中にもたらしてくれるのか、ますます期待が高まります。
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