年功序列ではなくなりつつある? 「上下関係」を考える
12月7日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、この日はお休み中の入山章栄に代わり、プロ雀士でモデルの岡田紗佳が出演した。中田花奈とはプロ雀士、Mリーグの選手同士という共通点もある。特集コーナーは芸能界、プロスポーツ界、会社、学校などについて回る「上下関係」をテーマにお届けした。
西川あやの「全国の10代から60代の男女1000人を対象に行なった調査によりますと、全体でおよそ50%の人が『上下関係はハッキリ分けておくべき』と回答しているんですね。分けたい派と分けなくていいんじゃないか派が五分五分らしいんです。中田さん、アイドルの世界は実際どうですか?」
中田花奈「私が(乃木坂46)の1期生だったので……」
西川「いちばん先輩でしたもんね」
中田「そうなんですよ。『(上下関係)ないよ』と言ったら変な話だし。でも1個下の2期生は全然ためぐちの子もいました。1期と2期は歴がすごく長かったんですけど、3、4、5期辺りが、私たちがアイドルを始めてけっこう経ってから入ってきた。私たちを見てきた子だからこそ、(向こうが)敬語になっちゃう。ひと回り下の子もいたから、そりゃ敬語になるよ、という感じでした」
西川「はい」
中田「逆に、中学生の子が上下関係を気にしないでためぐちを使ったことに焦ってスタッフが指導した、みたいな噂も聞きはしました。私たちというより、周りがヒヤッとしているかもしれないですね。私たちが怒ることはないけど、っていう」
西川「アイドルの世界は独特だと思いますけど、モデルの世界はどうですか?」
岡田紗佳「一応(上下関係は)あるといえばあるけど、そんなに厳しくないかなと。入り時間は違います。後輩のほうが先に入る。メイクは時間をズラさないといけないから。でもそれぐらいかな。それで撮影まで待つ」
中田「それは雑誌の歴ですか? それともタレント歴?」
岡田「タレント歴なのかな。私は『non-no』から入ったけど『Seventeen』から来ている子もいるから、そっちのほうが先輩になるかな、というのはあります。先輩が来たら挨拶はもちろんするんですけど。別にかしこまることはないかな、という感じです。ラフだし、終わって一緒にご飯に行くことも。それぐらいですね」
西川「乃木坂46も『non-no』もそうですけど、同じものをつくり上げている仲間でもあるじゃないですか。できあがるもののクオリティに関わってくるから、上下関係があってバチバチしても意味がないのか。それともあると統制がとれるのか」
中田「私、上下関係をバチバチとはとらえていない、というか。仲を悪くするものとは思っていなくて。上に立ったときより、下にいたとき、居やすかったり、頼りやすかったりする。麻雀の席決めのときに先輩から引くとかあるじゃないですか。ああいうのは決めておいてくれたほうが。それこそ入り時間とか、決まっていたほうが楽な部分はあります」
岡田「そういう決まりって知っている人と知らない人とが多いから、『なんであいつ記入しないんだ』みたいになっちゃう。だから麻雀に関しては年齢順じゃなくて成績順で全部決めたらいいと思います」
西川「最近は社会の中でもそういう動きがあるみたいです」
このあとは例も挙げながら、世界的にも年功序列制度は崩れてきている、上下関係がないほうが風通しが良くてチーム強化されるのではないか、といったことを話した。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。
「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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