コロナ禍の医療報道の難しさ
コロナ禍では様々な医療報道が飛び交い、専門家によって全く意見が違うこともあった。12月5日の「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」では、元読売新聞の記者で医療ライターの岩永直子さんにコロナ禍の医療報道の難しさを伺った。
大竹「この国のコロナやPCR検査の対策はどうだったんですか?」
岩永「明らかに準備不足でしたよね。キャパシティが少ない中で始まったので本当に検査を受けるべき人が受けられなかったっていうのは当初はたくさんあったと思います」
大竹「それを発信していたのに『政府寄りの御用記者』って言われたのは不本意ですよね?」
岩永「そうなんですよ。『御用記者』『政府の犬』とか散々言われてきました。今も言われてます」
大竹「当時の喧々諤々の中で今振り返ってみて、ご自分の言ってきたこと、とった行動、今の立場でご自分をご覧になって何か感想はありますか?」
岩永「みんな不安だったんだと思います。不安だから自分の思うことと違うことを発信する人とか専門家に対して、また政府に対しても非常に攻撃的になっていました」
大竹「はい」
岩永「逆にきちんとした専門的な知識のある方がものをいう時にもかなり強い言葉でケンカをしてしまうというようなことがあったと思います。それは本当に良くないこと。逆に騒ぎにくくなってしまったなぁというのはあるんですけど、正確な情報を伝えるのはいかに難しいかっていうのは、このコロナを通じて物凄く痛感しました」
大竹「一番正確な情報を一般市民は求めてきたわけですよね」
この他にも岩永直子さんはコロナの話や子宮頸がんのワクチンの話など、過去に自分が取材してきた話をたくさん聞かせてくれました。もっと聴きたいという方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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