【西武】岡田雅利選手インタビュー 「まだ岡田はいるぞというのを来年はしっかり見せたい」
11月30日放送のライオンズエクスプレスでは、埼玉西武ライオンズの岡田雅利選手にインタビューした模様を放送した。左膝の手術のことや、若手キャッチャー陣の活躍について訊いた。
――今年の3月に大腿骨・脛骨骨切り術という手術を受けましたね?
岡田「はい。70歳ぐらいの人がする手術らしいです」
――おいくつでしたっけ?
岡田「34です(笑) 」
――左膝関節の荷重位置を修正するためということだが?
岡田「まず半月板が駄目で、そこからもう1度手術をしたときに、半月板の軟骨もないと言われて、全部とってしまえという感じでとったら、歩くのも痛くて、それで手術的にはもうそれしかないかなという感じだったので、その手術を受けた。内側で骨同士が当たっていたので、中に人工骨を入れて、そこにスペースを空けるといった感じの手術で……痛かったです」
――不安な思いと大変な思いをされましたね?
岡田「そうですね。引退というか、野球ができるのかなという気持ちが正直なところありましたね」
――現状はどうでしょう?
岡田「ようやく走るであったり、横のステップであったり、人間に近づいてきたかなといった感じですね」
――横の動きというのはかなり難しい?
岡田「そうですね。内側でずっと骨が当たっていた状態で、それを修正したら、まだ緩い感じがあるので、そこにしっかり筋肉をつけてやらないとといった感じです。リハビリもいろいろやってもらって、良くなってきているが、もうちょっとといった感じですね」
――筋肉をしっかりつけていくということが重要?
岡田「そうですね。そこをつけないと、横の動きができないという感じらしいです」
――キャッチャーとして、しゃがむという動きは?
岡田「ほぼ問題なくて、やっぱり1時間、2時間何もしない状態からしゃがむのはまだ駄目ですが、ずっと動いている状態からだと、全然痛くないですね」
――ファンの方はみんな待っていますよ?
岡田「もう2年近く試合に出ずといった感じなので、本当ならもうやめろよとなると思う。その中でファンの方が声をかけてくださったり、応援してくださっていることが本当に僕もありがたいですし、ずっと忘れないでねという感じです」
――忘れないですよ。怪我される前は試合に出てきたら必ず何か仕事をしていましたよね?
岡田「そういった一芸はプロの世界ではやっぱり必要だと思うので、顔面に当たってでもバントしてやろうという気持ちでずっといた」
――仲の良かった森友哉選手が移籍して、少し寂しいなと思うが?
岡田「僕もやっぱり森が抜けて寂しい気持ちも正直ありました。ただオリックスであれだけ活躍されると……ちょっとむかつきますよね(笑)。開幕戦、最後にあそこで打つかと」
――時々連絡をとっている?
岡田「そうですね。たまにライオンズ戦のときでも『配球どうでした?』とか聞いてくれたりはするが、馬鹿正直に相手チームに言えないです。優勝したときも『おめでとう』と送ったら、森らしく『あざーす』と返ってきて、軽いなと思った」
――今シーズン、ライオンズの捕手陣が若い選手を中心に頑張ったなと思うが、どのようにご覧になっていた?
岡田「森が抜けて、その中で古賀(悠斗)であったり柘植(世那)であったり、またその後に古市(尊)が支配下になって、キャッチャーという部分でこの1年すごく充実したと思いますし、僕自身もその場に居てアドバイスをできたらよかったなと思います。みんなすごく成長したなと思いますね」
――まだまだ負けていられない?
岡田「そうですね。僕も年齢も年齢ですし、まだまだ頑張らないとと思います。(若い選手の活躍は)いい刺激にはなっていますし、まだ岡田はいるぞというのを来年はしっかり見せたいと思いますね」
※インタビュアー:文化放送・長谷川太アナウンサー
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