「CDもボーッとしていても売れない」美川憲一、現在の活動と新曲「ふたつの愛」を語る
11月30日「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)、大竹メインディッシュのコーナーに美川憲一さんが出演した。現在の活動、発売中の新曲「ふたつの愛」などについて語った。
はるな愛「すごいんですよ。いまでも(美川さんと)ロケに行かせていただくと、観光バスの人たちが降りてきて『キャ~ッ!』って来るし。いま、いろんなキャンペーンで美川さん、大きな商業施設に行っているんですよ。そこでも……」
美川憲一「集まるのよ、人が。いまCDもボーッとしていても売れないじゃないですか。だから手売りするの」
大竹まこと「美川さん自身が!?」
美川「はい。だから後輩の歌手に言われたの。『美川さんクラスの人にやられたら、私たちもやらなきゃいけないから大変なんです。美川さんを見習え、と言われる』って。だから若い人たちも気合入れていて、いいのよ。そんな、プライド持っていてもさ。いいプライドは持ってもいいけど。この間もCD完売しました」
大竹「また刷らなきゃね(笑)」
はるな「吹き抜けの広場のステージで、上まで人いっぱい!」
美川「最近インスタに載せたんだけど、(会場の)子供がキラキラした目で私を見るの。2歳だった子が4歳ぐらいになって、『美川さん……』って手紙をくれて。握手したら感動してワーッと泣きだして」
はるな「感動して泣いているんですか? ホンマに(笑)?」
美川「本当よ(笑)」
番組では発売中の美川さんの新曲「ふたつの愛」をオンエアした。美川さんによれば「ふたりの母」のことを歌った曲だという。
大竹「(曲を聴いて)『ふたつの愛』は美川さんの生い立ちにもご関係していると」
美川「そう。私、複雑なんですよ。実母と育ての母が姉妹なんです。実母が、既婚者と知らずに結婚前提で付き合った人に、奥さんもお子さんもいらした。お産をしたとき(お相手が)喜ばなかったんですって。女房のこととか考えて。それで来なくなっちゃったんです」
大竹「生まれたがために」
美川「はい。それで母が大病して、昔の肺結核です。私に移るんじゃないかということで、姉に『面倒見て』って。子供ですから5年も経てば、育ての母の子(のよう)になっちゃうじゃないですか。若いころから苦労しているのをずっと見てきたから、早く独立してなんとかしようと。だからお金のために歌手になったんです」
大竹「稼ぐぞ、と。実のお母さんがいて、お姉さんが育ての親だった」
美川「大きなおうちを建てて、3人で住んだんです」
大竹「3人で!」
美川「大変でした。『姉さん、育てたって言っているけど、私が生んだんだから。生まなかったらこうして生活できなかったのよ?』『わかっているわよ!』ってよくケンカしていました(笑)」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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