トイレ博士の佐藤満春が指南!トイレ掃除の基本は『上から下』!」
11月29日(木)の「くにまる食堂」(文化放送)に、芸能界一のトイレ博士として知られ、掃除マニアでもあるお笑い芸人・構成作家の佐藤満春さんがご来店。今、本業の芸人の仕事よりもトイレ関連の仕事と放送作家の仕事が増えて大変多忙なサトミツさんに、師走を前にトイレ掃除のコツを伺った。
野村邦丸アナ「トイレ掃除の基本と言えば、何から入るんですか?」
佐藤満春「邦丸さんはトイレ掃除って、まずどういう行動を思い浮かべますか?」
邦丸「ブラシでゴシゴシっていう……」
佐藤「ですよね! やっぱりまず便器の掃除から行きがちなんですけど、トイレ掃除というと空間を掃除すると。全体を考えて欲しいんですね。つまり換気扇から壁から、で、便器に辿り着いて床と。上から下に向けて掃除するのが基本です。やっぱり皆さん壁とか換気扇とか、見逃しがちなんですが、基本的にはトイレにこもってるにおいの原因はどこにあるんだろうなって思ったら壁だったりとかするんですよ。
で、便器自体は最近の陶器の出来が良くて、汚れを弾きやすくなっているので、そんなに時間はかからないんですよ。どっちかと言うとあんまり拭かない壁や床、換気扇を掃除して、空気を動かしたりしていくって言うことを意識するのが大事ですね」
邦丸「トイレについてるのは小っちゃい換気扇だよね。あれを掃除機のホースだけにしてさ、取り外しはせずに『パボォォーン!!』ってやって終わっちゃったりしたけど、それを女房に『違うよ、中は全然拭いてないよ!』って怒られて。換気扇から始めるのがいいんだ!」
佐藤「外せるんですよね、モノにもよるんですけど、換気扇はちゃんと水洗いとか出来たらした方がいいと思いますし、大掃除の時はちょっと目線を上の方に上げておいた方がいいかなと思います」
邦丸「私、小用を足す時は立ってやってたんですよ。それで何度怒られたか。『コラッ!』って女房が。音でわかるんですかねえ?(笑)、やっとここ2ヵ月ぐらいですか、ちゃんとズボンを下ろして座るようにしてるんだけど」
佐藤「僕は十数年前に実験したんですが、全裸になって、家のトイレの壁に模造紙を貼って、『立ってオシッコしたらどのぐらい跳ねるのかな?』ってやったら、目線ぐらいまで飛んでるんですよ」
邦丸「えっ、そんなに!?」
佐藤「そうなんです。色んなデータがあるんですけど、1回のオシッコで2~300滴は飛ぶと言われていて、それが壁のクロスに吸収されていたりするので、いわゆる『尿臭』と言うにおいがして、トイレが『臭いな』って思ったりするんです」
邦丸「へえ~っ、そんなに飛び散らかしてたんだ!」
佐藤「飛び散らかしているんですよね~我々は」
邦丸「で、やっと上からサイドの壁を見て、便器になるわけでしょ?」
佐藤「便器は基本的にはトイレ用の中性洗剤を使っていただければ大丈夫なんですが、皆さん洗剤を便器に直接ぶちまける方が多いんですけど、柔らかいブラシに洗剤をかけて泡立たせる。で、その泡で便器の中の汚れを優しく取って行くのが、正しいとされてます」
邦丸「残りは床ですね」
佐藤「床はですね、壁もそうなんですけどマイクロファイバーみたいな柔らかいぞうきんを使っていただいて、100円ショップで売っているクエン酸水とかを壁にちょっとだけ吹きかけていただくと、埃なんかも下に溜まって落ちていくんで、最後仕上げは床を拭いていただければ、バッチリかと」
邦丸「どのぐらいのペースでやればいいの?」
佐藤「これよく聞かれるんですが、汚れって1つくと、1がどんどん倍々ゲームで、汚れに汚れがついていくので、理想は毎日ちょっとずつやった方がいいんですけど、皆さんお忙しくてそうもいかないと思うんで、今言ったぐらいのフルセット、上から下までをまあ~そうですね、月に1回ぐらいはやって欲しいです」
邦丸「月イチか! 夏場イヤだよなぁ~っ!(笑)」
「くにまる食堂」は平日朝11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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