山伏・望月泰博、「こんな楽しいことがあるのか!」と滝行の魅力を語る!

山伏・望月泰博、「こんな楽しいことがあるのか!」と滝行の魅力を語る!

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11月28日(火)の「おとなりさん」(文化放送)のゲストコーナー、「10時のおとなりさん」に早稲田大学データ科学センター講師で山伏の望月泰博さんが登場!27日のゲストの長谷川智さんに続く山伏の世界のお話に、高橋優さんも興味津々だった。

高橋優「専門が『神経科学』『データ科学』なんですよね? 具体的にはどんな研究をされているんですか?」

望月泰博「今、人の意思決定について研究していまして、具体的には、このギャンブルとこっちのギャンブル、どっちがいいですか?みたいなことを聞いて、選択させるというような研究をしてますね」

坂口愛美アナ「それで何がわかるんですか?」

望月「人の経済行動がどうなっているのかっていう話って昔から言われてるんですけど、基本的にはみんなたくさんお金が欲しいだろうと言う風に思うじゃないですか。でも動物ってお金という概念は無くて、餌ですよね。餌がたくさん欲しいかというと実はそうでもなくて、生き残れればいいというところがあって、そこで人の選択と動物の選択、同じようなことをやらせて比べると似てるというような研究をやってますね。だから人にとってお金って言うのは、動物の餌みたいなものじゃないか、みたいな(笑)」

高橋「以前望月さんが出版された『頭を良くしたければ体を鍛えなさい 脳がよろこぶ運動のすすめ』、僕も読ませてもらいましたが、すっごい面白い本で。あの本を出されたきっかけは?」

望月「もともと前職で脳の研究所に勤めてたんですけど、困るじゃないですか、人生って。学校で教えてくれないし。なんか子供の頃から困った時は瞑想しなさいという心理があって、それで瞑想を習おうと思って師事したのが、山伏の長谷川先生でした。今もやられてますけど当時朝日カルチャーで瞑想の教室をやられてて、そこに行って習ったのが一番最初ですね。それである日長谷川先生が『滝行くか~』って言って連れて行ってもらって、『こんな楽しいことがあるのか!』と思いまして(笑)」

坂口「えっ、滝行って楽しいものなんですか?私やったことありますけど、めっちゃ冷たいんですよ、滝行の水って(笑)」

望月「楽しいですね。だから『みんな何でやらないんだろう?』って最初思っていまして。

滝に入る前に自分の実存的な問題を意識的に整理するんですね。、自分がどう生きたいかとかいうような問題を抱えて滝の中に入って行くと、そこでブレイクスルー(障壁を突破すること)が生まれる瞬間があって。毎回じゃないですが」

高橋「へえ~っ。じゃ、『これから人生どうして行こうかな』とか?」

望月「そうですね、自分が最初に滝に入った時もそうでした。イギリスから帰ってきて『この先どうするんだ』みたいな時に(笑)、それで博士課程に進むことになりました」

高橋「へえ~! じゃあ、博士課程に進むにあたって滝行がひとつのターニングポイントになったみたいなことですか。なるほど。『山伏としての経験で、これまで印象的だったことは?』というアンケートに『滝の中で自分が居なくなったこと』って書かれてるんですけど」

望月「えーと、ちょっと何を言ってるかわからないかも知れないですが、自分という感覚っていつもあると思うんですよ。それで修業では『自分を消せ消せ』と言われるんですけど、消そうとする自分は残るから、消えないっていう(笑)。だから何だかな~って思っていたら、ある日滝に入っている時に、入った時は普通に入っていたんですけど、出た時に『あれ?今自分居なかったな?』ってことがあって、それがかなり印象的でした」

坂口「へえ~!!」

高橋「消そうとしている自分さえも居ないような……」

望月「そうですね、何も無いような意識に触れて。それが僕の中で大きな経験でした」

高橋「なんか今話を聞いてて、『俺とか、ハマりそう!』とか思っちゃった(笑)」

望月「ああ、クリエイティブな活動をされている方はいいんじゃないかと思いますね」

高橋「『自分が居なくなるっていう感じ』って言うのも経験してみたいっスわ……平子さん誘って滝行に行こうかな(笑)」

坂口「じゃあ私も行きます(笑)」


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