ロングビーチが有名な「大磯町」は20年以上も前から男女議員が同数の議会を実現していた
50代女性、フリーランス、ひとり暮らし…いろいろ阿佐ヶ谷姉妹と共通点が多い、ライターの和田静香さんが11月27日の大竹まことゴールデンラジオに出演。とても長いタイトルの近著についてお話を伺った。
阿佐ヶ谷姉妹・江里子「本日のお客様をご紹介します。この度、『50代で一足遅れてフェミニズムを知った私がひとりで安心して暮らしていくために考えた身近な政治のこと』という本をお出しになりました。ライターの和田静香さんです。」
大竹「タイトルが長いから一回息したね。」
和田「48文字あります。ごめんなさい。(笑)」
大竹「いろんなことが本に書かれておりますが、女の人で一人暮らしっていう生き方をしたら、ちゃんと暮らしていけるのかって話ですよね。」
和田「そうなんですよね。阿佐ヶ谷姉妹のお二人も…」
江里子「私たちも50代ですし、独り身同士ですしね。」
阿佐ヶ谷姉妹・美穂「不安ですよ。」
大竹「今回の本では大磯を取材されたそうですね。」
和田「そうです。神奈川県の西部にある大磯町に行きました。私が一人で安心して生きていくためには、女性の議員がもっと増えて、いろんな問題を私のこととして考えてくれる議員さんがいっぱい増えたらいいなと思ったんです。けど、日本ってすごい女性議員が少ないんだなって知って、どうしたら女性の議員を増やせるのか、いろんな本読んだり、ネットで調べたりしたら、神奈川県にある大磯町に行き着いたんです。みなさんが知ってるのは多分、大磯ロングビーチですよね。」
阿佐ヶ谷姉妹「はい。」
和田「その町が実は、もう20年も前から男性も女性も議員の数が同じだったんですよ。それがずっと20年続いてると分かって。じゃあそこに行ってみようと思ったんです。」
大竹「どんな感想お持ちになりましたか?」
和田「最初駅に降り立った時は、あれ何もないと思って。(笑)失礼にも。」
大竹「大磯にこういう産業があるってあんまり聞いたことないもんね。その足で議会をお尋ねになったんですか?」
和田「議会を取材したいっていきなり行ったもんですから、議員の人たちが集まってくれたんですけど、男性よりやっぱり女性が多いんです。そしたら男性の議員さんが、「女性が議会にいるのは当たり前だろう?」とか、みんながわいわいと、「女の人がいるのは当たり前じゃない?」とかって普通に話すんですよ。他の町でも確かに女性が多い議会って結構増えてはきているんですよね。でも、町の女性を集めて模擬の議会みたいなのをやったりして、そういう努力をして女性を増やしていこうとしてるんですけども、大磯町は特にそういうことは何もしてないんですよ。してないのに、女性が増えてる。」
大竹「議会って言うからには選挙で当選しなくちゃいけませんよね。例えば、比例代表もあるんですか?」
和田「いや、普通にどの町とも同じように、みんなが一票ずつ入れてます。別に比例代表というわけではないです。それなのに、自然に男の人と女の人が同じぐらいいて、女性が多い時もあったんですよ。」
大竹「なんでそうなったんですか?」
阿佐ヶ谷姉妹「私たちも知りたいです。」
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