『JA便り~愛情いちばん千葉の味~』11月27日放送分
くにまる食堂 日替わりランチ『JA便り~愛情いちばん千葉の味~』
『JA全農ちば』園芸部・園芸販売課の池田(いけだ)様にご出演頂き、
千葉県が誇る『秋冬野菜』の魅力と農作物の生産現場の現状について話して頂きました。
邦丸:さて、改めて見てみますと、千葉県というのは、本当に“農畜産物の宝庫”ですよね?
池田:そうなんです。千葉県は、野菜の産出額に関していうと、
令和3年の統計では、「全国3位」を誇ります。
千葉県の農業は、「都市農業」「平地農業」「中山間地農業」という、
3つの特徴を同時に併せ持ち、それぞれの地域の特性を活かして、
いろいろな品目の農産物を生産しています。
邦丸:産出額が全国1位の品目も多いですよね?
池田:はい、なんと8つもあります。落花生(からつき)はもちろんですが、
日本の食卓に欠かせない だいこん をはじめ、日本なし・さやいんげん
・かぶ・マッシュルーム・しゅんぎく・みつば といった、
食生活を彩る農産物がランクインしています。
そのほか、全国2位・3位の品目もたくさんあるので、
ぜひ調べてみてください!
邦丸:そんななか、これから旬を迎える“千葉の秋・冬野菜”というと、
どんなモノが?
池田:はい、秋冬シーズンは、千葉県の“主力選手”が出そろいます。
日常の食卓を支える だいこん・にんじん・キャベツ・ねぎ や
トマト・きゅうり・さつまいも などが、消費者の皆さんのもとに
やってきますよ。
邦丸:さて、これまでも「生産資材の高騰」が続いている現状について
伺ってきましたが、きょう、ご紹介いただいたような『野菜や果物』の
生産者の皆さんも、大きな打撃を受けているみたいですね?
池田:そうなんです。生産資材費の高騰や肥料の高騰などで、野菜や果物を
作るためにかかる費用も上がっています。そのため、生産者の皆さんの負担もとても大きくなっており、所得にも直接影響を及ぼしています。
また、最近の酷暑や大雨も、野菜・果物作りをさらに大変にしています。
『JA全農ちば』では、農業に従事される皆さんの所得確保に向け、
生産コストの抑制・販売力強化による収益の確保など、
生産から販売まで一体となった取り組みを実施しているところです。
消費者の皆さんには、そのような生産者が置かれている現状をご理解
いただき、国産・千葉県産農畜産物の適正価格での販売に対して、
ご理解とご協力・応援をお願いしたいです。
邦丸:最後に、きょう、ご紹介いただいた『千葉県産の野菜や果物』を
リスナーの皆さんが食べてみたいと思った場合、
どうすればいいですか?
池田:はい。千葉県の青果物は、今の時期から冬にかけて最盛期を迎える品目が多くあります。
首都圏のスーパー・量販店を中心に、千葉県産青果物の販売促進活動を開催予定ですので、是非お立ち寄りください。
また、JA全農ちばのECサイト『JAタウン愛情いちばん館』からも
旬な県産青果物をご注文いただけます。
お伝えしてきたように、世界情勢などを踏まえると、
今後の食料自給率の維持・向上は必要不可欠と考えられます。
きょう、ご紹介した『野菜・果物』に限らず、
生産者が愛情と丹精を込めて作った農畜産物を、
多くのかたに、たくさん召し上がっていただくことが、
生産者の皆さんへの応援につながります。
ぜひ、たくさん食べて応援してください!