東京の賃貸の値段が上がる訳。仕事が東京にしかない以外にも…青木「富裕層が不動産を買っている」

ダイヤモンドオンラインによると、2023年8月期までの半年の賃料変動率はファミリータイプ10.0％、ファミリーよりも広いラージタイプで10.4％、コンパクトタイプで4.3％、コロナで最も需要が減退してマイナスだったシングルタイプも0.3％のプラスになった。なぜなら、東京都の有効求人倍率が高止まりしているのに対して、地方のそれは下げており、その差が広がっているからである。人は仕事がたくさんあるところに移転するものだ。この状況では地方から東京に人が流入することになる。

室井「地方も住むところと働くところがあれば最高なんだろうけど、今はリモートもあるしネットとかでどうにかできないんかね」

大竹「これはそれが主な原因なの何か他に理由はあるの？」

青木「多分他にも理由があって、やっぱり考えられるのは一つは円安。日本の不動産が非常に安いという問題と貧富の格差が広がっていることが挙げられます。円がこれだけ安くなってくるとお金持っている人にしてみれば、これは中国をはじめとする世界の富裕層もそうなんですけど、日本円を持っている人にしてみれば現金で持っていると価値はどんどん目減りしていっちゃう。だけど、不動産に投資しておけば不動産は物価と連動して土地が上がっていくので損しない。となると、どうしてもやっぱり不動産に投資しようって人たちが富裕層に多くなってくる。そうすると当然ながら不動産価格はどんどん上がっていくし賃貸も高くなっていく。今週末、東京だとすぐ近くの麻布台ヒルズが今度新しくオープンするじゃないですか？最上階の本当に豪華な部屋が一部屋200億くらいの3個だか4個あるんですけど、そのうちの全部かどうかわからないんだけど、売却済みの部屋もあるという話だから、お金のある所にはものすごいあるわけです。それはちょっと極端な事例にしても、やっぱり富裕層はそういう形で不動産をバンバン買う。外国人の投資家も不動産を買う。そうするとやっぱり値段は上がっていっちゃう。結果的に問題なのは本当に安い賃貸なんかで一緒に暮らしているような人々。不動産に投資なんかできないような人々が結果的に家賃が上がっちゃって生活が上がってる。外国人も含めて不動産が投機の対象になっているのが高騰の原因の一端でしょうね」

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