橋幸夫・青江三奈・錦野旦…数々の大スターを支えたバンドマスターが81歳で歌手デビュー!
81歳での歌手デビューがネットなどでも話題となっている『BOSS★岡』さんが11月24日の『くにまる食堂』にご来店。岡宏とクリアトーンズ・オーケストラのバンマスとして、様々な歌手の伴奏を務めてきた足跡を振り返った。
岡「超オーガタ新人『BOSS★岡』です。“オーガタ”は血液型です。」
邦丸「(笑)はい、どうもありがとうございます。『BOSS★岡』さんって言うよりは、岡宏とクリアトーンズ・オーケストラとして有名で、バンドマスター歴は60年!歌謡曲・演歌の世界で活躍されているほとんどの歌い手さんが、岡宏さんとクリアトーンズをバックにして、いわゆる歌謡ショー・演歌ショーで歌っています。」
岡「ほとんどの歌手の人はウチのバンドを通ってますね。古いとこでは近江俊郎さんとか、藤山一郎さんとか、みんな一緒にやりましたね。」
邦丸「もう20数年前、東京の新宿厚生年金会館があった頃に、クラリオン演歌フェスティバルっていう豪華な演歌ショーがあって。ここで岡宏さんがバンマスをやっていて、そういうリハーサルってあんまり見られないんで、私、袖で見てたんです。」
岡「おっそうですか。他局も含めてほとんど当時の公開録音は僕がやってましたからね。文化放送も『走れ歌謡曲』とかいろいろありましたね。」
邦丸「その演歌フェスティバルを袖で見てて、まだ本番前はボスもリラックスした服装で、高い丸椅子にちょこんと腰掛けて、一曲一曲リハーサルして行くんですけど。」
岡「偉そうにしてたでしょ?」
邦丸「ものすごく偉そうにされてました。ちょっと覚えてるんだけど「次な!行くよ!はいワン・ツー…」って指揮を取ってて。そしたらバンドの方が「あの~岡さん!曲違います!」だって。(笑)」
岡(笑)
邦丸「でも、さすが本番ではビシッとして、あれは素人から見てもかっこいいなと思って見てましたね。」
岡「フルバンドの歌伴とかあんまりいなかったんですね。当時はジャズをやってるのが殆どだったんで、歌の伴奏のためにやってるのは僕が最初じゃないかな?フジテレビでダン池田さんがやってましたけど。」
邦丸「夜のヒットスタジオね。」
岡「あの辺は歌伴をちょっとやってましたけど、ステージ関係で専門にやってたのはウチぐらいじゃないですか。」
邦丸「今大御所と言われる歌手の皆さんは、クリアトーンズのようなフルバンドで歌う時ってのは実を言うと一番緊張もするけども一番楽しいんだって言ってました。」
岡「当時ね、フルバンドを連れて旅に行くのが、歌手の一番のステータスだったんです。北島三郎さんも自分のバンドも連れて歩いてね。専属のバンドがいるっていうのが歌手としては一番トップなんですよ。そういう時代だったんですよね。僕も橋幸夫さんとか、青江三奈さんとか、専属として一緒に全国回りました。その前は錦野旦と回ったり、日本中歩きましたね。」
邦丸「今、クリアトーンズは何人いらっしゃるんですか?」
岡「18人。」
邦丸「移動も大変だなと思うんですけど。」
岡「いやいや、生活させるのが大変ですよ今。(笑)ちょっとした会社の社長ですからね。それを60数年やってんですから、すごいですね。(笑)」
そんな岡宏さんがナゼ『BOSS★岡』としてデビューしたのか?その歌声を聞いた邦丸アナの感想は?気になる方はradikoのタイムフリー機能でご確認ください。
「くにまる食堂」は平日朝11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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