アルゼンチン人はそれほど情熱的じゃない!?バンドネオン奏者がタンゴの誤解を解く!
11月20日の「おとなりさん」(文化放送)は、バンドネオン奏者の小松亮太さんが出演。「タンゴの真実」という本も書かれている小松さんが、ウィキペディアに書かれているタンゴの誤った情報を指摘した。
文化放送・坂口愛美アナ「小松さんは、“タンゴの真実”という本も書かれてます。ウィキペディアによると、タンゴとは、“18世紀後半に、ヨーロッパ南西のイベリア半島で誕生。その後、19世紀後半に南米に輸出され、アルゼンチンやウルグアイで発達したジャンル“とあるのですが、これで合ってますか?」
小松亮太「あんまり合ってないです。タンゴに関して、ウィキペディアに書いてあることは60%くらい嘘です」
坂口「正しく教えてください」
小松「ヨーロッパから輸出されたことはなくて、アルゼンチンのブエノスアイレスで生まれた音楽。もっと正確に言うと、ブエノスアイレスにいたクラシックやジャズのミュージシャンの人たちがわざわざ作った音楽なんです。だから自然発生的な民族的な音楽がタンゴだということは誤解です。よく情熱のタンゴとか言いますけど、あれも正直よくないと思ってます。アルゼンチン人って情熱的じゃないんです」
平子祐希「え~、情熱的なイメージあるけどな~」
小松「どちらかというとクール。カッカ、カッカしている人もいるかしれないけど、意外と冷めるのも早い感じ」
平子「外から見た時に、日本に忍者はいないみたいなものですね(笑)」
小松「本当にそうだと思います。アルゼンチン政府とかも観光を盛り上げていくために、タンゴは我が国を代表するものとか言ってるけど、実はそうじゃない。アルゼンチンの中でタンゴを知ってる人ってめちゃくちゃ少数派なんです」
平子「確かに、日本でお琴を弾ける人ってほとんどいないですしね~(笑)」
「おとなりさん」は平日月曜~金曜の朝8~11時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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