美しくて格好いい曲がズラリ! 「あこがれ」大特集!

美しくて格好いい曲がズラリ! 「あこがれ」大特集!

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11月19日の「鷲崎健のヒマからぼたもち」(文化放送)、『タケスクリプション 日曜名曲集』の選曲テーマは「あこがれ」! この日の誕生花のひとつ、ワレモコウにちなんだものでした。

鷲崎健「誕生花は1個じゃなくて1日にいくつもあるんですけど、(11月19日は)そのうちのひとつにワレモコウ(吾亦紅)という、花束では使われるけど単体ではあまり使われない花がありまして。僕、割と好きなんです。ワレモコウの花言葉が『あこがれ』ということで……。ワレモコウの花言葉が『あこがれ』って、切ないですね(笑)。ということでお届けしたいと思います。1曲目はこちら!」

♪「あこがれ」/サミー

鷲崎「1975年の曲ですね。サミーさんという……たぶんハーフタレントの方です。調べたんですけどあまりわからなくて。作詞作曲が有馬三恵子さん、筒美京平さんという、南沙織さんのヒット曲を割と手がけたチームです」

鈴木純子「ああ~」

鷲崎「正統派といえば正統派なアイドルポップス、という感じです。70年代初頭は南沙織、天地真理の時代といってもおかしくない。南沙織さんは歌がお上手な方で、はつらつ系。お色気……まではいかないけど、お肌も割と出していらっしゃった。天地真理さんは、悪口じゃないお花畑系というんでしょうかね」

鈴木「お姫様!」

鷲崎「そうです、そうです。70年代初頭にアイドルのルートが二分されて。80年代に聖子ちゃんも出てきてまたガツンと変わるんですけど、(『あこがれ』は)その間にあったこの二つのルート、どっちもの良さがある。ダブルテイスト感といいますか。決してヘタではない、鼻にかかる甘えた歌声だけど、ビートがウキウキしていて、切ないコード進行の中で、はつらつすぎず、お姫様すぎず、というか」

鈴木「真ん中を行っていたんですね」

鷲崎「そう。売れなかったのがもったいないというぐらい。最初から最後まで素晴らしい、とても素敵で大好きな曲です。続きましてこちら、お届けしましょう!」

♪「遠いあこがれ」/白鳥英美子

鷲崎「あまりにも素晴らしいですね! 聞いたことある、という方もいると思います。1990年に『楽しいムーミン一家』というアニメが放送されていて、そのエンディングテーマですね。(原作者)トーベ・ヤンソンさん、あと弟さんも制作に関わっていたという情報があります。スナフキンがギターじゃなくてハーモニカに変わっていて、子安(武人)さんがやっていたかな。

白鳥英美子さん、ご存じの方も多いと思います。トワ・エ・モワというグループの元メンバーで、元スクールメイツでもあったそうです。トワ・エ・モワで『或る日突然』『誰もいない海』『虹と雪のバラード』などがヒットしたんですけど、ソロになられてからCM、アニメ作品のタイアップなど数多く手がけています。

とにかく声が美しくて。シルキーボイスみたいな言い方の意味合い、よくわからないんですけど。白鳥さんの歌い方が、滑らかで細やかで、光が向こうから透けてくるような歌声……という意味で、シルキーボイスってこういうことなんじゃないかと僕は思います。さあグッと雰囲気を変える……必要があるのかどうかわかりませんが、雰囲気を変えましょう(笑)」

♪「スーパースターに憧れて ~松島トモ子編~」/はなわ

鷲崎「いかがですか?」

鈴木「えっ、これって、間のインタビューはどういうことですか!?」

鷲崎「事前に録ったんでしょうね(笑)。はなわさんのアルバム(『HANAWA PACK』)があって、『スーパースターに憧れて』は松島トモ子編以外に、ムツゴロウ編、輪島功一編があってどれもおもしろいんですけど、AMの昼にかけられる限界はこれかな、と思って、今回はお届けしました(笑)。

松島トモ子さん、いまでもバリバリ現役でいらっしゃって、ブログとかもマメに更新されています。なんといま『サメポリー ザ・ムービー』というので主演をされています。モノポリーみたいな、サメから逃げる『サメポリー』というボードゲームがありまして、『サメポリー ザ・ムービー』を制作中なんですね。クラウドファンディング自体は終わったんですけど。

『ライオン、ヒョウに襲われても生き残った松島トモ子が今度はサメと対決!?』というのが煽り文句です(笑)。20分ぐらいのショートムービーらしいですけど、ぜひ僕も楽しみにしたいなと思っております(笑)。続きまして関西の方にはおなじみのアルバムから1曲お届けしましょう!」

♪「あこがれの北新地」/上田正樹と有山淳司

鷲崎「関西フォークブルースを代表する『ぼちぼちいこか』というアルバムがありまして。高校のとき、神戸元町の中古レコード店で見つけた日、というか瞬間のシーンみたいなのを覚えています。『うわ、このアルバム見つけた!』みたいなのを。

日本語によるラグタイム・ブルースというもののひとつの完成系、とも言われています。高校生のころだから、北新地なんて知らない……今でも知らないんですけど(笑)。東京の銀座に対する北新地という。バブル崩壊以前は高級クラブ、ラウンジ、スナック、バー、小料理屋なんかがずーっと並んで、いわゆるチェーン店、風俗、パチンコ店などはなかったと言われています。本日最後にお届けするのはこちらです」

♪「あこがれ」/竹尾智晴

鷲崎「いずみたくさんが主宰したブラックレコードというところのコンピに入っていますね。初期20何曲かが入っているのかな? 声を聞いたことある、という方もいらっしゃると思いますけど、ばいきんまんやフリーザの声優の中尾隆聖さんですね。本名の竹尾智晴という名義でリリースした、1972年のデビューシングルのB面でございます。

この間、邦丸さんのところ(『くにまる食堂』)に、邦丸さんが夏休みされているときに富永みーなさんと一緒に出ていらっしゃいました。『昔歌っていて……』みたいな話、それこそ小学生のときから作曲をしていた、みたいな話がありましたね。

堺正章さん、『マチャアキに似ているな』という感じもあると思いますけど、あの歌い方でソフロ、ソフトロック歌謡というんですかね。筒美京平さんが昔、堺正章さんと一緒にモータウン系の歌謡曲を作っていた時代があるんですけど、それにも通ずる感じというか、とにかく格好いい! いまでも歌ってくれないかな、アルバム出したら買うのにな! と思っております。

……いい特集でしたねえ! 気持ちいいな! ということで、いかがだったでしょうか。来週もお楽しみに!」

 

「鷲崎健のヒマからぼたもち」は日曜午後2~4時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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