「私のフェイク広告がめっちゃ出てる!」AI悪用制限の動きに経済評論家が疑問の声
11月13日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、月曜コメンテーターで経済評論家の上念司さんと番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、生成AIを巡る動きについて意見を交わした。
メタの関係者聞いてる?あの広告なんとかしなきゃダメ!
大統領選の投開票まで1年を切ったアメリカで、生成AIが政治広告に悪用される懸念が高まっている。メタなどのインターネット広告大手がAIの利用制限し、法律などで規制する動きもでてきた。メタは2024年からアメリカを含む世界各地で、AIを活用して制作した広告を出稿する候補者などに対して、デジタル技術を使って生成改変したと開示することを義務付ける。メタは生成・改変されたコンテンツだと広告に明示して、指示に従わなかった広告は掲載を拒否したり、広告主に罰則を課したりする。具体的には、実際する人物が発言していない内容を話しているかのように偽ったり、架空の出来事を本物のように見せたりする行為などを対象とする。こうした規制の導入に先駆け、開発した生成AIを使った広告作成支援サービスを政治分野では使えなくすると明らかにしている。
「上念さん、これはどうご覧になりますか?」(寺島アナ)
「生成AIの規制の前に、ちょっと自分で言うのは恥ずかしいですけど、私とかまあまあ名の通った人のフェイク広告がメタにめっちゃ出てるんですよ。「上念司が教える投資術」みたいなのが出てるんですよ。私は『八重洲イブニング・ラボ』以外のオンラインサロンはやってないので、こういうのは全部フェイクですって言ってんのにずっと出てて。「詳しくはLINEで」とかLINEに誘導するんですよ。 それでメタに削除しろって言ってもなかなか削除しないのね。」(上念氏)
「削除に時間がかかるんですか?」 (寺島アナ)
「いや広告料を出してるからですよ。他にも高橋陽一さんとか、いろんな人がやられてるんですよ。それやめろって言ってんのにメタは全然やめなくて。そんな奴が生成AIの削除なんか無理じゃないの?って思いますよ。メタの関係者聞いてる?マジであの広告なんとかしなきゃダメだよ。本当コンプラ上、超問題だよ。」(上念氏)
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