旧統一教会供託金100億円への違和感。大竹「100億ぽんっと出せるなんて、どれだけ被害が大きいんだ」
11月8日の大竹まことゴールデンラジオは東京新聞の「「おわび」発言も謝罪なし 田中会長、教団の責任否定」という旧統一教会に関する記事を取り上げ、大竹がコメントした。
東京新聞によると、教団の日本トップは1年3カ月ぶりに公の場に現れた。献金に関して信者の家庭への配慮が足りなかったなどとして、「おわび」と何度も口にした一方、謝罪ではないとし、「被害者」という表現も使わなかった。7日、東京・渋谷であった世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の田中富広会長の記者会見。返金要請には「丁寧に向き合う」としつつ、トラブルは信者の問題だと教団の責任を否定した。被害者らは政府の解散命令請求後も謝罪すら拒否する教団の姿勢に憤りをあらわにしている。
全国統一教会被害対策弁護団の阿部弁護士は田中氏の会見について、「表向きの謝罪。財産保全の法整備を何としても避けようという狙いがある。教団は弁護団との直接の集団交渉に応じておらず被害者に真摯に向き合うならまずは被害者や弁護団と話し合うのが筋だ」と強調した。
教団に詳しいジャーナリストの鈴木エイト氏は「教団の資産は不動産や現金預貯金を含めて1000億円近い。教団の言うとおりに供諾金制度を作れば、補償の範囲が限られる。早期に財産保全の法整備が必要だ」と指摘している。
大竹「昨日の新聞でも、教団が持ってる土地。資産みたいなのが87億。わかってる分だけでも価値があるというのがわかっていて、今回何はともかく100億円を供託しますと。とにかく100億円先に先に出しますよって言っているわけだ。最初にこのニュース聞いた時に100億ってすごいなと俺は思った。でも、ここで簡単に100億出すってことはこの教団は一体、幾らお金持ってるんだと。日本だけじゃない。アメリカ、韓国、沢山のところに資産を持ってたり建物を持ってたりするわけだよね。だから簡単にぽんと100億出てくる。鈴木エイトさんの言うように、1000億以上のお金があるんじゃないか。それも今まで教団がいろんなところから集めたお金で、信者の中には退職金だとか家を売ったとか。2世の人が自分たちの教育費とか、そういうものも教団に寄付してしまって困っているとかって話がたくさん伝わってきたわけだ。解散命令は出したわけだよね。この解散命令の行方と共に先に百億出して、これで何とかみたいなのはちょっと筋が違うと思う。精査して、弁護団ともちゃんと話して、どれだけ被害あるのか確かめてやってほしいと思う。解散命令に先だって教団が結構早く手を打ったんじゃないかなって思っちゃうね」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。