「ドンドンしょぼくなる」岸田総理肝いりの所得減税を専門家がメッタ斬り…盛り上げた後に条件つけるって最悪!
11月6日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、月曜コメンテーターで経済評論家の上念司さんと番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、所得税減税について意見を交わした。
ますます支持率上がりますよ
所得税と住民税の減税などを盛り込んだ総合経済対策が決まり、与党の税制調査会は2024年度税制改正に向けた議論を本格化させる。岸田総理相肝いりの所得減税の詳細な制度設計に加え、防衛費の財源確保に向けた増税や、賃上げ促進税制の強化などが焦点となる。自民・公明両党の税調がそれぞれ議論し、12月半ばには与党の税制改正大綱としてとりまとめたい考え。経済対策で方向性が打ち出された所得税と住民税の減税は、それぞれ3万円、1万円を納税額から差し引くというもので、扶養家族がいればその人数分も減税する。今後の議論の焦点は減税の期間だ。岸田総理は「1回で終われるように経済を盛り上げていきたい」としており、自民党の税調幹部も「期間は1年」でおおむね一致している。しかし、公明党内には経済情勢に応じて延長を判断する「景気条項」の明記を模索する動きもある。所得制限を設けるかも大きな論点だ。自民党の一部では年収2千万円で区切る案が浮上しているが、公明党内には慎重な意見が根強い。
「減税の期間と所得制限は、上念さんどうお考えですか?」(寺島アナ)
「どんどんしょぼい方向に行くんじゃないですか?(笑)」(上念氏)
「そんなことになったら、ますます支持率上がりますよ。」(寺島アナ)
「それぐらいのマイナスインパクトですよね。減税するって盛り上げたのが、蓋開けてみたらこれだったというのは、一回 岸田さんってやっちゃってるんですよ。コロナで給付金配るって言った時に、財務省のお膳立てで 岸田さんが安倍さんを説得したみたいな演出をやったんですよ。そしたら結局、所得制限があるってことで8割が貰えないみたいな話になって、ふざけんなって感じで。それで公明党がごねて、結局 所得制限を撤廃するってことで全員に配りましたよね。5万円でしたっけ?」(上念氏)
「えっと10万円でしたっけ?」(寺島アナ)
(※新型コロナウイルス感染症緊急経済対策の特別定額給付金は、住民基本台帳に記録されている1人当たり10万円給付)
「忘れちゃいましたよね。そういうことです。盛り上げた後に、いろいろ条件つけるって最悪なので、もうちょっとこの辺うまくやればよかったんですけどね。根回ししないで本人がやるって突っ走ってこの結果でしょう。やばいっすね。自業自得な感じになってますね。」(上念氏)
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