廃校の再利用例を紹介。校舎がホテルやベンチャー拠点に!?
11月2日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーは「廃校」をテーマにお届けした。文部科学省によれば毎年、およそ450校のペースで廃校となっている。その8割は民間施設として再始動しているが、まだ活用の目途すら立っていない廃校もあり、自治体を悩ませている。廃校の現状と、その活用法について語り合った。
西川あやの「この20年で廃校になった公立学校、小中高を合わせて8500校以上あるんです。このうち74.1%に当たる5481校が公民館などの公共施設や、ホテルやレストランといった民間施設として第二の道を歩んでいます。ただ1917校は活用が進まない状態で、このうち1424校は活用の目途すら立っていないと。こういう現状がある中で、今後も廃校になる会社は増える一方、というところです」
入山章栄「僕がよく知っているのは、たとえば福岡市内にある、大名小学校だったかな。そこはいま、いろんなスタートアップが集まる施設になっています。ベンチャー拠点になっていますよ。Fukuoka Growth Nextっていいます。すごくいいですよ」
西川「Fukuoka Growth Nextは資料で見ると、校舎はそのまま活用されていて、スタートアップ支援施設に。コワーキングスペース、シェアオフィスみたいな役割がある」
中田花奈「本当にオフィスっぽいライトやイスがある。中もキレイになっていて、オシャレ」
入山「あと京都に仕事でよく行くんですけど、京都の木屋町にゲートホテルというのがあって、ヒューリックという会社が運営しているんです。もともと立誠小かな、京都の名門校で中村玉緒さん、近藤正臣さんらが出ているところ。廃校になったので、リノベしてオシャレなホテルにしていますね。人気で僕もよく泊まります」
西川「国が協力して取り組んでいる『みんなの廃校』プロジェクトというのもあります。文部科学省が廃校活用推進のため、全国各地の優れた活用事例を紹介、というサイトも。載っているものでたとえば、埼玉県の小鹿野町の中学校は、廃校活用の効果として、映画やテレビ、CM撮影によって使用料をもらって直接的な収入を得ている。あと数多くの出演者、スタッフが街に来るので、飲食店や宿泊施設の利用で間接的な効果も期待できる、と」
入山「これから廃校多くなるから、競争激しそう」
西川「中田さんも乃木坂46時代によくMVのロケ地で行ったんじゃないですか?」
中田「メッチャ行っていたし、ほかのアイドルさんのMVで『同じ学校、使っている』というのを見つけることもある。『ここは使いやすい』みたいなのができちゃうかも」
入山「MVの撮影って、普通の学校で生徒がいないときじゃなくて、廃校に行く?」
中田「どっちもあります。やっている学校の土日とかに撮影で使ったこともあります。でもやっぱり、撮影しやすいからか、廃校へ行くことが多いですね。すごく寒い記憶しかない(笑)」
西川「電気が通っていないから暖房が効かない、という」
中田「どうやって暖をとるか、みたいなことをすごくしていました」
このあとは廃校となった校舎をどう活用すればいいか意見を出し合った。リスナーから届いた廃校の再利用情報も紹介した。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。
「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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