音楽と心理学を生かした職業に就きたいという高校生にアドバイス。中元「音楽療法士というお仕事があります」

今回の相談は、「現在高校の音楽科ピアノ専攻で音楽について専門的に学んでいる2年生です。ですが、将来は教育大学の音楽科に進み、卒業後に通信の大学で心理学を学んで資格を取り、音楽と心理学を生かした職業に就けたらいいなと思っています。中元さんに二つ質問です。一、中元さんが思う通信の心理学部で学ぶことのメリットデメリットは何ですか？二、音楽と心理学を生かして子どもと関わる職業ってどんなものがあるのか、ご存知でしたら教えてください。またもし何かアドバイス等あればください」というもの。

中元「将来やりたいことをすごく明確に持っていらっしゃるんですね」

相談者「まだ決めたというわけではないんですけど、前から心理学とかに情報があったので。興味を持ったかなって感じです」

中元「ちょっとこう勉強してみたいなあっていうようなことも考えているんですね。現在はピアノについて学んでいて、音楽についてのお勉強はどうですか？楽しんで興味持って勉強できてますか？」

相談者「はい」

中元「何か音楽家というとペーパーテストだけでなくて、技術的な試験がすごい厳しくて、できないと単位をもらえないっていうのを私は聞いたことがあります」

相談者「いやそんなことはないですけど。でも、クラスのみんなで音楽をやってるので、すごいお互いに高め合ったりということは多いと思います」

中元「いいですね。皆さん音楽が好きで入学して集まっているので、何か将来の話もそうだし、日常の会話なんかもお話が合うなあとか性格が似てるなあみたいな方が多かったりしますか？」

相談者「はい。結構いろんな話を」

中元「そうでしたか。高校2年生の秋というと進路とか進学先について、具体的に高校からどうするのって言われるような時期ですかね」

相談者「はいそうですね。最近ちょっとずつ」

中元「ヒアリングがあったりして。まずは教育大学の音楽家に進学することを検討していて、卒業後に通信の大学で心理学学びたいなっていうことなんですね。音楽と心理学を生かしてお仕事できたらなあってことをメールで書いて下さってましたね。どっちも好きだし、さらに子供と関わって安心できる居場所を作ってということもお考えということで。先にいただいていた質問にお答えしてみましょうかね」

相談者「ありがとうございます。」

中元「私の思う通信の心理学部で学ぶことのまずメリットは、勉強するタイミングが通学制と比べてある程度優遇がきくんですよね。通信って。なので、自分のペースで学べるというのが一つあるかなって思います。なので、卒業した後に、でも教育の勉強も引き続きやりたいなとか、ピアノも1日これぐらいは触っていたいなっていう相談者さんの生活にもフィットするような学び方を自分で選択できる。ということだったりとか、あとは心理学部っていうことならば、初めて聞く単語とか、わからないこと、興味のあるキーワードとか、いろんなこと出てくるんですけれど、そういったことを調べながら学習を進められるっていうのも通信のメリットかなっていうふうに私は思いました。デメリットとしては、自力で単位を取り切るモチベーションの維持っていうとこですかね。これは心理学に限ったことではないですけれど、自分で卒業までやり抜くぞっていう強い意志があれば行けるかなっていうことと、あとは中には心理学部って実践してみるような授業、なんとか療法について、実際にやってみようみたいなとか、後はディスカッションをするとかっていうのが通学制と比べて通信制ってどういう形で行われるんだろうっていうのを将来に自分がここに行きたいって思った学校について、調べておけると安心かなっていうふうに思いました。通信制のメリットデメリットは私の思うのはそんな感じです」

中元「2つ目の質問にもお答えしてみましょうかね。音楽と心理学を生かして子供と関わる職業っていうことですけれど。パッと浮かんだのが音楽療法士っていう資格があります。これは聞いたことありますかね」

相談者「なんとなく」

中元「音楽っていう手段を用いてクライアントさんとか相談者さんの心を開いていくとかっていう専門家ですね。これは子供さんに限ったことではなくて、たとえばお年寄りの方に対しても行われるし、子供さんといってもまだ言語が未発達な年齢の小さいお子さんから中には言語障害を持っている小学生さんとか。相談者さんが特にどの層を助けたいかなとか、どの層の子供さんたちと触れ合っていきたいかなっていうのをあらかじめある程度お持ちならば、そういったことと、音楽っていうことを両立してお仕事にできるのかなっていうふうに思いました」

『中元日芽香の「な」』は毎週月曜日午前7時に、Podcastにて更新中。
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