谷村新司さんの貴重な音源と歌声を2時間お届け!13年共演したアナも知らない『チンペイ』の由来とは?
10月23日の「くにまる食堂」は、日本を代表するシンガーソングライターやラジオパーソナリティとしても活躍した谷村新司さんの特別番組をお送りします。8日に天国へと旅立たれた谷村さんの「ラジオデイズ」を、野村邦丸アナと、文化放送『純喫茶・谷村新司』で13年間に渡りウエイトレスを務めた吉田涙子アナの2人が振り返ります。
邦丸「早速、チンペイさんのトークを聞きましょうか。まずは去年の10月17日、『くにまる食堂』にお越しいただいたチンペイさんのお話です。」
――――ライブラリー音源ここから――――
邦丸「アリス50周年ですよ。」
谷村「(笑)笑っちゃいますよね。」
邦丸「どんなシンガーもアーティストも、始めた頃にそんな長くやるっていうのは…」
谷村「いや、誰も思ってないと思う。特に50年前って、好きな音楽を好きなようにやって、生計を立てて生活していくことができるなんて思ってないもん、誰も。でも僕らはやっぱり幸運だったのかも分かんない。たくさんの人がね、支持してくださったんで、長く続けられたのかなって思いますね、改めて。」
邦丸「私はその昔、アリスのチンペイさん、ベーヤン、キンちゃんが、バトンタッチで書いていくリレーエッセイみたいなのを読んだんだけど、いやこのバンドは働きすぎですよね。」
谷村「働くっていう概念が違うんですよ。僕らは音楽を好きでやってるわけで、それを働くと思うとネガティブな方に振れるんですよね。そうじゃなくて好きなことをやってるって思ってる人にとっては、働いてるっていう感覚より、なんか楽しんでる感覚の方がやっぱ多いんですよね。」
邦丸「だって年間のコンサートが、アリスが一番忙しかった時期にですよ、365日のうち2日ぐらいしか休みなかったって。」
谷村「えっとね、一番多い時は303回。それも移動しながらの303回。だから当時文化祭とかあったじゃないですか。体が疲れてきてるピークの時に文化祭が1日3本とか駆け持ちで行くんですよ。でも決まって女子大だけでしたね。(笑)」
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吉田「やっぱりね(笑)そのぐらいの、ご褒美がないとね。」
邦丸「我々は、谷村さんをチンペイさんって呼んでるけど、なんで『チンペイ』かっていうのは、意外と知ってる人の方が少ないかもしれない。君はマスターって言うけど。」
吉田「そう、私はマスターですね。でもチンペイさんってみんな言いますもんね。」
邦丸「チンペイさんは、自ら『チンペイ』のことをこう言ってます。」
――――ライブラリー音源ここから――――
邦丸「(番組に届いたお便りを紹介)今更ながら恐縮なんですが、なぜチンペイさんなんですか?ずっと不思議なんだけど。」
谷村「もう、高校生の頃についたニックネームだったんです。当時、野末陳平さんっていう方がおしゃべりしてらっしゃって。結構エッチなことを話してくれて、僕ら高校生はちょっとドキドキしながら聞いてたんですけども、僕もやっぱりそのエッチ系な話をするのが大好きだったんで、気がつくと『チンペイ』って呼ばれてたんですよ。」
邦丸「そっからなんですか?もうアリスの歴史以上ですね。俺も普通にチンペイさんチンペイさんって言ってたけど、意外とルーツ今まで気にしたことなかった。」
谷村「聞かれたこともあんまりなかったですね。」
邦丸「(笑)そっからなんだ。昔の『セイ!ヤング』もそうだったし『チャチャヤング』もチンペイさんの深夜のエロトークは面白かったですね。」
谷村「そうですね。あの頃は放送規制があってないような状態だった。」
邦丸「野放し状態でしたよね。」
谷村「だからもう今ほとんど全部アウトですよね。」
――――ライブラリー音源ここまで――――
邦丸「野末陳平さんから来てるんだね」
吉田「(笑)そうか~、やっぱりそういうちょっとエッチな話題からあだ名がついてたんですね。」
この後は、『セイ!ヤング』の名物コーナー、『天才・秀才・バカ』の貴重な音源や、名曲『サライ』を一緒に作り上げた加山雄三さんのコメントも紹介します。気になる方はradikoのタイムフリー機能でご確認ください。
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