ガザ地区の病院爆発で471人死亡 イスラエル軍は関与を否定
10月19日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、木曜コメンテーターで京都大学大学院教授の藤井聡氏と寺島尚正アナウンサーが、パレスチナ・ガザ地区の病院で爆発が起きたことに関するニュースについて意見を交わした。
藤井氏「これだけでも凄まじい反発は起こるでしょうね」
イスラエル軍による爆撃が続くパレスチナ自治区ガザで17日夜、病院で爆発が起き、ガザの保健省は患者ら471人が死亡したと発表し、イスラエルによる空爆として非難した。
一方で、イスラエル軍は関与を否定。ガザの武装組織によるロケット弾の誤射だと主張している。
病院の爆発は、ガザ地区に本拠を置くイスラム組織ハマスが7日にイスラエルを越境攻撃して1400人以上を殺害し、イスラエル軍がガザを報復爆撃する中で発生。ガザ地区の死者は3400人以上に達した。
多数の民間人が巻き添えとなったことに、周辺のアラブ諸国で怒りが沸騰。即時停戦を求める声が強まっている。
寺島アナ「藤井さん、このあたりはどうご覧になってますか?」
藤井氏「病院の方が500人亡くなるなんていうことは、これだけでも凄まじい反発は起こるでしょうね。イスラエルは否定してますけども」
寺島アナ「そうですね。イスラエルはハマスではない武装組織がロケット弾を発射して、それが一つ間違って起こったというような主張をしているそうです。映像なんかも見せてはいるんですけどね。わからないんですよ、こればっかりは」
藤井氏「可能性としてはイスラエル軍が攻撃したと。いろんな攻撃のうちの一つで。指揮系統が色々ありますけども、戦争になってくるといろんな判断が起こりますから、イスラエル軍がこれを行ったという可能性も否定できないですよね、我々としては。で、それで国際非難を避けるために『我々ではない』と言ってるだけなのかなというふうにも思いますから、ちょっとわからないですね、これは」
寺島アナ「ハマスといえば、これも推測の域は出ませんが、過激派組織っていうのは弱者の集まるような所にわざと何かを作って、っていうこともありますものね」
藤井氏「そうそうそう。だから軍事拠点を攻撃するつもりでイスラエル軍が攻撃したのかもしれないっていう。だから、まだちょっとわからないですね、現時点では」
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