デートでクーポン使うのはあり? 奢り奢られ論争が終わらない理由は何!?
10月18日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーは「お金と恋愛」というテーマでお届け。デートを含め、様々な場面で必要となる、恋愛関連のお金について語り合った。なお今回は石戸諭の代理として文筆家の清田隆之が出演した。
西川あやの「恋愛はもちろん個人差があるじゃないですか。前提として、というところで、世の中の平均をご紹介しようと思います。MoneyGeekが今年8月に行なったデート代に関する調査によると、デート代の平均、1回あたり1万2491円だったんですって」
永井玲衣「かなり使っていますね……」
西川「年代によって変わってきたり、デートの頻度が高いカップルは予算が少なかったりします。じゃあ1万2491円の中身は何かというと、やはり食事が62%。遊興費が14%、パークや映画のチケット代だと思います。あとは宿泊費が11%、次がガソリン代、高速道路料金、お茶代、交通費……となっているんです」
清田隆之「物価高もあるかもしれない(笑)」
西川「デート代を抑える工夫としてポイントを貯めて利用している、クーポンを使う、映画を安い曜日に観に行く、あとお弁当や水筒を持っていく、定期区間内でデートする……」
清田「ポイントを使う、割引を調べるって、関係性ができあがっていれば『いいね』ってなるけど、最初から『ポイントがあるからこのお店にしよう』という態度にせせこましさを感じてシュンとなる、という話もあったなあ」
コーナー中盤では、終わりの見えない「奢り奢られ論争」についても意見を述べ合った。
清田「(奢り奢られ論争は)最近もありましたね。SNSで燃え燃えになっていました」
西川「知らない女性がいっぱいいて、なんでその人たちの分まで払わなきゃいけないんだ、みたいな」
清田「派閥がいっぱいあるじゃないですか。『当然奢るべきだ、奢られるだけの理由があるんだ』という人……」
西川「身だしなみにお金がかかっているんだから、という」
清田「最近だと多く払われることに気持ち悪さを感じる女性・男性が増えていると思います。『奢られたのは、何を買われたからだろう』と不安になってしまう。借りみたいなものができちゃって次の約束を断りづらくなる、払いたいのに払わせてもらえない、という話もあって。価値観が多様だからファイナルアンサーが出ないんだろうな、とは思います」
永井「論争しているとき、人は何に気を払っているのかな、と思ったんですよ。ひとつ『公平とは何か、平等とは何か』と、という哲学が隠れていますよね。平等でありたい、という。もうひとつ、問題をややこしくするのは『寛大さ、寛容さ、高邁さとは何か』。無理してでも奢る、そういう気持ちがうれしい、そこがスマートだね、という美徳の問題……」
西川「ロマン、演出みたいな部分ですよね」
永井「人格、美徳みたいな部分と、倫理の問題とがかち合うから難しいのかな、と」
西川「公平VSプライド……」
永井「プライドや寛容さなんじゃないかな。カオスになっている感じがする」
清田「『俺は奢りたくて仕方ないんだ!』という男の人はいないと思うんですよ。奢らないといけないのかな、ケチと思われるのが怖い、という気持ちが駆動する原動力になっている。本来は奢りたくないけど奢らなきゃいけない、奢らされている、ということで被害者意識のようなものに繋がって、燃えやすい一因になっているのかなと思いますね」
「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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