【音現場から・ミキサー裏話】新幹線車内を表現する効果音

【音現場から・ミキサー裏話】新幹線車内を表現する効果音

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文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中のコラム「音現場から・ミキサー裏話」。番組の工場=スタジオ、その周辺にまつわるさまざまな話題を技術部員がご紹介。番組やイベントの裏話も盛りだくさんです!

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●10月20日(金)配信

社内各所で浜祭の準備の真っ最中。
ミキサーチームとしては、各番組からの企画が出揃ってから、バタバタと慌てながら最終プランを詰めていきます。

さて前回のこのコーナーで、機械が出す音は時代によって変化するということを書きました。
実は今新幹線で出張中なのですが、新幹線車内で会話している二人という設定のラジオドラマがあったとすると、どのような効果音を会話の背景に流せばよいのでしょうか?
時代設定が昭和だとすると「ガタンゴトン」とレールの継ぎ目の音を流せばよいのですが、現代ではレールの継ぎ目の音は駅の辺りくらいしかしません。
走行音ばかりだと雑音に感じてしまいます。
時々通過する鉄橋の通過音はアクセントになりますね。
「ホットコーヒー、アイスクリームでございます」という車内販売さんの声も車内らしくなりますが、東海道新幹線の普通車では10月末で車内販売終了ということで残念。
ちなみに今周りではアイスクリームを購入している方が多くいらっしゃいます。

車内アナウンスも効果音としてはよいのですが、二人の会話のバックに流すとやや耳障りになってしまう可能性も。
駅の到着時に流れる車内チャイムは効果音としてとてもよいと思います。
JR東海車両は「会いに行こう」に変わりましたが、JR西日本車両は「いい日旅立ち」。
言うまでもなく谷村新司さんの曲です。
谷村さんがお亡くなりになった今、この曲がいつまでも使われることを谷村さんとお仕事させていただいた私も願っています。

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