【水谷加奈の劇場型恋愛体質】子供も見ているのだから
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文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中のコラム「水谷加奈の劇場型恋愛体質」。水谷アナが、日々の生活で感じたことを心のままに綴ります。
―10月20日(金)配信分―
性加害問題に関して私は何かを言うべき立場にはありませんが、
違和感を感じるところもあります。
加害者本人が
「小さな子供たちも見ているのですから、ルールを守っていく大人たちの姿をこの会見では見せたい」
とコメントしたなら、どの口で言っているんだ!と怒りを覚えますが、
被害者に向き合って新たに立て直していこうとしている人たちをなぜここまで追い詰めるのか。
(もちろんその後NGリスト問題が発覚したのは残念でしたが……)
これまで見て見ぬふりをしてきたメディアも、
真の報道とは何か、1人1人が考えるべきタイミングだと思うのです。
某芸人さんが当て逃げ事故を起こして、しばらく謹慎するというニュース。
もちろん彼がしてしまったことは悪いことです。擁護する気は全くありません。
でも。ネットニュースにはやはり違和感しかありません。
「いてもいなくてもどっちでもいい存在」
「フェードアウトしても誰も困らない」
「代わりはいくらでもいるし……」
など。
そんな、ネットで有象無象が無責任につぶやいているどうでもいいことを
わざわざネットニュースで取り上げる必要が果たしてあるのでしょうか。
鬼の首取ったかのように寄ってたかって必要以上に責めまくる……。
これってイジメの構造そのものです。
それこそ「子供も見ているのだから」なのではないでしょうか。
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