「師匠を見てたら自分にも落語ができそうだなって」林家正蔵の弟子が本音で語った魅力とは?
春風亭一蔵さんが「この子は面白い」と太鼓判を押す若手落語家を紹介する新コーナーが今日からいきなりスタート!10月13日の「くにまる食堂」では、記念すべき最初のお客様として、林家なな子さんをお招きした。
邦丸「新企画です。くにまる食堂 不定期開催企画、春風亭一蔵厳選 若手噺家さん、いらっしゃ~い!」
一蔵「すごいですね、そんなネーミングがついてたとは。2日ぐらい前にピンチヒッターで誰か紹介できますかって言われて、「春風亭一花」っていう僕の妹弟子かダメで、「林家つる子」っていう来年に真打になるいい子がダメで、ドラフト3位で選ばれた人が、まさかこんなネーミングのコーナーに出るとは思いもしませんでしたよ。」
邦丸「一蔵さんの厳選ですよね。」
一蔵「僕も春風亭一之輔のバーターでここまできてますから条件は一緒です。跳ねまくる女流落語家を連れてきました!」
邦丸「林家なな子さんで~す!」
なな子「3番目の女、林家なな子でございます。」
一蔵「全然しゃべってないのに声がガサガサなんですよ。」
なな子「酒も弱いくせに酒焼けみたいな声しちゃってね。」
一蔵「でも今日は、マイナーな噺家をちゃんと引っ張り上げてくれる文化放送には最強のプレゼンができると思います。自信あります!」
邦丸「林家正蔵師匠のお弟子さんなんですよね?ねえ、人情話でねえ。」
一蔵「まあ『ねずみ』とかね。」
なな子「そうですね、『しじみ売り』とか」
一蔵「『子別れ』とかね。まあ僕は認めてないですけど。」
なな子「ちょっと!どんだけうちの師匠の方が芸歴上だと思ってるんですか?」
邦丸「(笑)なんで噺家さんになったんです?」
なな子「なんかうちの師匠を見てたら、できるんじゃないかなと思って…嘘です!師匠、ごめんなさい!」
一蔵「もう十何年の付き合いになるけど、前座の頃から言ってるよね。」
なな子「あの頃、十何年前の師匠は、かっこよかったんですよ。」
一蔵「今カッコ悪いみたいな言い方になっちゃうから。でも落語は何で知ったの?」
なな子「私は落研でもなんでもなくて会社員をやってて。出張とかで飛行機乗る時、音楽も聞き飽きて落語のチャンネルを聴いたら、ちょっと面白いなあと。それで営業中のサボりといいますか、休憩の合間を縫って、なんとなくふらっと新宿末広亭に入りまして、そこから徐々にハマって。初めてうちの師匠、正蔵を見た時は、ふわーっと客席がお花畑みたいな、花開くような、明るくなる感覚がすごく心地よくて。」
一蔵「よほど疲れてたんだね。なな子さんは妹弟子に「林家つる子」って言う子がいるんですけど、これが来年、我々落語業界のデカいイベントで、抜擢真打ちになるんです。」
なな子「そうなんです、飛び級みたいな感じですよ。」
一蔵「だから抜かれるんですよ、妹弟子に真打ちを。それでもこんだけ明るくて、俺だったらもう絶対はらわた煮えくり返るぐらいなのに。」
邦丸「ではこの後、抜かれた側の悲哀というものを伺っていきます。」
追い抜かれて本当はどう思っているのか?明るいトークの裏に隠れた林家なな子さんの真の姿が気になる方はradikoのタイムフリー機能でご確認ください。
「くにまる食堂」は平日朝11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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