【出雲駅伝】「前半から流れに乗れなかった」 出雲6位、早稲田大学・花田勝彦監督レース後インタビュー
スピードの“出雲”、伊勢路を舞台に大学日本一を決める“全日本”、そしてクライマックスの“箱根”。文化放送では、今年も「学生三大駅伝」を全て実況生中継!
駒澤大学の2連覇、5度目の優勝で幕を閉じた第35回出雲駅伝。レース後の選手、監督のインタビューをお届けします。
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━━6位という結果になりましたが?
「前半から上手く流れに乗れなかったかなと。1、2、3区に主力を並べてそこで先頭争いに絡む想定をしていたんですけれど、3区終わった時点で6位ということで、そこが上手くいかなかったですね。逆に言えば後半の3区間はその順位を守ってこられたので、収穫はあったのかなと思います」
━━レースの展開としてはどうでしたか?
「見た目の順位では2区が終わった時点で3位ですけれども、1区の伊藤(大志、3年)もまずまずの走りはしたんですけど、駒澤さんと20秒以上の差があった。2区も本来であれば山口(智規、2年)でもっとグッと上がっていって、駒澤さんと競っていくのを理想にしていた。3人(伊藤、山口、石塚)には3区間が終わった時点で先頭が見える位置という課題で、『3人でどう戦うか』という話をしていたがその辺が上手く行かなかったのかなと」
━━全日本、箱根に向けて収穫と課題があったかと思いますが、それぞれいかがでしょうか?
「収穫としては、1年生2人(4区・工藤慎作、6区・長屋匡起)がなかなか難しいなかで襷をもらったところで、合格点に近い走りはできたのかなと。特にアンカーの長屋は、一旦は追い上げて前半は平林(清澄、國學院大3年)くんとそれほど変わらないペースでいっていたので、その辺りは非常によかったのかなと思います。反省点としてはやっぱりチーム全体として、ベストコンディションに持ってこられなかった点です。9月末に体調を崩したりとか、ちょっとした足の捻挫とか、そういったこともあって、何かしら今回出た選手それぞれちょっと不安要素がある中で来ていました。やっぱりうちのチームが結果を出すためには昨年もずっとテーマとしていましたけれども、『練習=試合』。自分たちがやれることをきっちりやるってことで言うと今回80%もいかなかったのかなという感じはありますね」
━━1年生の走りが良かったということで、今後の全日本、箱根に向けて使っていきたいなと思わせるような走りでしたか?
「そうですね。長屋にしても工藤にしても、今回走っていない山﨑(一吹、1年)にしても、やはり彼らが上級生になった時にチームの主力になってもらわなければいけない。そういう意味では(長屋、工藤の)2人に関してはね、今回経験出来ましたので。今度、全日本、箱根とね、しっかりとメンバーに食い込んで、自分自身のやるべき仕事をしてほしいなと思っています」
━━早稲田大学の監督として大学駅伝界に戻ってきて2年目、どのようにお過ごしになられていますか?
「変わらず選手と一緒に上を目指しています。今年は『駅伝強化プロジェクト』のクラウドファンディングにも多くの方にご支援いただいて海外遠征もできましたので、高い意識を持って皆さんの期待に応えられるようなゲーム作りをしていきたいなと思っています」
◆文化放送スポーツスペシャル 第35回出雲全日本大学選抜駅伝競走実況中継◆
2023年10月9日(月・スポーツの日) 13:00~15:30
解説:上野裕一郎(立教大学陸上競技部男子駅伝監督)
実況:斉藤一美アナウンサー(文化放送)
◆聴き方いろいろ◆地上波FM91.6/AM1134 radiko インターネットラジオ
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この記事の番組情報
『オレは摂取す』Presents 第36回出雲全日本大学選抜駅伝競走実況中継
10月14日(月・祝) 13:00〜15:30
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