【出雲駅伝直前】青山学院大学・原晋監督　レース前日取材

――レースプランについて。6区は鶴川（正也）。ビハインドであった場合は何秒差であれば？
「（駒澤の6区）鈴木芽吹くんは今日の調整を見ても非常にいい体つきをしていた。ビハインドなら10秒、悪くても15秒以内。リードなら同じく15秒以上でタスキを繋げれば勝てるのではないか」

――どこでトップに立ちたい？
「3区までに並んでいたら面白い。そうしたらアンカー決戦ですよ。首位争いをしてのアンカー勝負。そういう展開じゃないかな。最初、前半は向かい風だから、たぶん中央大学は（当日変更で1区に）吉居（大和）くんを使うと思うけれど、そんなに差がつかないと思う」

――鶴川は妙に説得力のある語り口で「僕は合わせられる」と自信ありげに言っていた。
「まぁ、関東インカレの時よりはよっぽど練習を積めて（大会に）臨んでいるので。インカレの時も日本人トップで5000m走りましたけれど、練習は全然。にわか作りで2、3週間くらい。それに比べれば夏合宿全体で言ってもそこまでやっていないけれど、彼のポテンシャルと彼なりの練習消化率を掛け算したら、そこそこ走ると思います。ロードとトラックで同じように走って、10000m28分20秒前後の仕上がりは見せているから。それくらいロードでも同じようにしっかり走れるタイプだから、最後は面白いんじゃないですか。まぁぶっちゃけて言えば駒澤の方が一枚上です。1、2、3区で30秒、40秒離されたらちょっと厳しいです。食らいついていけるかどうか」

◆文化放送スポーツスペシャル　第35回出雲全日本大学選抜駅伝競走実況中継◆
2023年10月9日（月・スポーツの日）　13:00～15:30
解説：上野裕一郎（立教大学陸上競技部男子駅伝監督）
実況：斉藤一美アナウンサー（文化放送）
◆聴き方いろいろ◆地上波FM91.6/AM1134　radiko　インターネットラジオ