緊張したらお客さんをカボチャ……いや、ファンだと思うべし!?

緊張したらお客さんをカボチャ……いや、ファンだと思うべし!?

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10月5日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーは「緊張との向き合い方」をテーマにお届けした。番組出演者で乃木坂46時代に数々のライブ会場を経験した中田花奈でも、先日、麻雀の『Mリーグ』デビュー戦では手が震えるほど緊張したという。そもそも人はなぜ緊張するのか、どう対策すればいいのかなどを語り合った。

入山章栄「中田さんはMリーグで緊張したわけでしょう? それはいつぐらいから?」

中田花奈「なんですかね。選ばれた瞬間も『どうしよう』ってなるから緊張はするんですけど。当日はあまり緊張している自覚はなかったです。やるしかないので。手が震えていたので『あ、しているんだ』って」

入山「アイドル時代は?」

中田「最初のほうはしていましたね。でもすぐにライブとかは慣れてくる、あと温かいお客さんしかいないとわかってくるので。大きいステージでも、たぶん緊張はしなかった」

西川あやの「入山さんもいろんなところで活動し、テレビへの出演もありますけど緊張はしますか?」

入山「昔はすっごくした。緊張しいなんですよ。試験前日、スポーツの大事な大会の前なんか、すごくする。テレビやラジオに出始めたころ、アメリカで授業を始めたころも最初はメッチャ緊張したけど、いまは一切しない!」

中田・西川「へえ~!」

入山「いまでも忘れないけど、最初に生で出たラジオが、(野村)邦丸さんの番組なんですよ。10年ぐらい前、僕が書いた本が売れたので、出てくださいと言われて。目の前に“野村邦丸”がいて、何しゃべったか憶えていない。頭が真っ白。邦丸さんが優しいからフォローしてくれたけど。最初はそんなもんでしたよ」

西川「(平気になったのは)何回目からだと思います?」

入山「最初はずっと緊張していましたよ。何年かしてからじゃないですか? いまはテレビもラジオも平気だし、大臣、どんな社長と会っても緊張しない。ローマ法王と会ったらするかもしれないけど(笑)。だからたぶん、慣れ。西川さんはどうなんですか?」

西川「いまだにするんですよ。この番組だとオープニング、ニュースで緊張します。入社してから1回、緊張しすぎて怒られたことがあったんです。全国放送のニュースの前に嗚咽が止まらなくなって、『緊張しすぎ』『周りも緊張しちゃうからやめたほうがいい』と言われて。そうか、していないように見せなきゃいけないんだと思ったんです。ふんぞり返って仕事するようにしたら『西川って態度デカいよね』と言われました(笑)」

このあと「人はなぜ緊張するのか」といった研究結果を紹介し、コーナーの後半では、昔から言われる緊張のほぐし方について議論が展開した。

中田「お客さんをカボチャだと思え、みたいなの、あるじゃないですか。私、『みんなが私のことを好きなんだ』『ファンなんだ』と考えたら、うまくいきます」

入山「それすごくいい。お客さんのことをカボチャだと想像するっていうのは違うと思う。そうすると結局、自分の一方的なしゃべりになってしまう。しゃべるのって相手に伝えないといけないから、僕のやり方は中田さんに近い。緊張していても『みんな僕の話、聴いてねー!』っていう気持ちでやる。相手の顔は見えてしまうけど、『伝えます!』ってなるから結果、うまくいきますね」

西川「仏のような顔で聴いてくれているお客さんを探すとか」

入山「今日わかったのは、緊張から逃げない(ほうがいい)っていうことですね。うまくいかないパターンって、緊張を避けているじゃないですか。むしろ『緊張しているんだ』と認識して、それをポジティブに変換させているときがうまくいくんでしょうね」

「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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