東京外国為替市場で円安が進み、1ドル149円に!森永氏の見解は!?

東京外国為替市場で円安が進み、1ドル149円に!森永氏の見解は!?

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9月27日(水)の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、水曜コメンテーター・経済アナリストの森永康平氏と番組パーソナリティの寺島尚正アナウンサーが、11ヵ月ぶりに円安が進んだというニュースについて意見を交わした。

森永氏「円安を抑えるために日銀も金融引き締めしろ!という世論が大半を占めることに僕は危機感を覚える」

きのうの東京外国為替市場で円安ドル高が進み、円相場は、昨年10月以来、11ヵ月ぶりの安値水準となる1ドル=149円台をつけた(27日午前8時現在も1ドル149円)。アメリカの利上げが長引くとの観測から、高金利のドルを買って円を売る動きが続いている。心理的な節目となる150円が迫り、金融市場では、為替介入への警戒感が強まっている。
円安が進んでいるのは、日米の金融政策の違いが大きな要因だ。FRB・アメリカ連邦準備制度理事会は20日、来年末まで年5%を超える政策金利が続くとの見通しを示した。一方、日本銀行は22日、金利を低く抑える金融緩和の継続を決め、市場で浮上していた早期の緩和修正観測も打ち消した。
市場では、アメリカの金利の高止まりと、日本の低金利が想定より長く続くという見方が拡大し、25日のアメリカ・ニューヨーク市場では、アメリカの長期金利が一時4.54%と16年ぶりに高水準に上昇し、幅広い通貨に対してドル買いが膨らんだ。

寺島尚正アナ「11ヵ月ぶりの円安水準、1ドル149円ですが、森永さんはこれどうお考えですか?」

森永康平「日本銀行の植田和男総裁がこないだ、マイナス金利解除みたいなのを匂わせたインタビューのあとの会合で、大幅な金融緩和を維持したということで、たぶん一部の人は『アレ?』っていう感じだったわけですけど、アメリカでは一方でインフレが高止まりしているので、利上げをやるんじゃないかという観測?これによって再び金利差が開いて円安になったって話で、そこの部分はしょうがない話で、逆に言うと円安を抑えるために日銀も金融引き締めしろ!みたいな、この風潮が世論の大半を占めることに僕は結構危機感を覚えてますね」

寺島「何のために利下げしているのかってところですね?」

森永「おっしゃる通りです。為替をいじるために金融政策はするものじゃないというのは、理解した方がいいと思いますね」

「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~8時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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