女子高校生時代のデビュー曲が大ヒット!小柳ゆきが世間の“歌うま”イメージに反して感じていたギャップとは
来年デビュー25周年になる歌手の小柳ゆきさんが9月25日のくにまる食堂にご来店。大ヒットした「あなたのキスを数えましょう 〜You were mine〜」でデビューした当時のエピソードを伺った。
邦丸「今かかっている『あなたのキスを数えましょう 〜You were mine〜』が出たのは、現役の女子高校生だったときですよね。それから、もうじき25年になろうとしているわけですけど、時間が経つのは早かった?」
小柳「デビューしてからは、実際に経った年月の3分の1ぐらいの感覚でしょうか。」
邦丸「この曲は、とにかく大ヒットになってガラッと生活が変わっちゃったじゃないですか。もともと歌手になりたい気持ちはあったんだろうけど、いざなってみたらどうだった?」
小柳「デビュー前までは、この楽曲のプロデューサーの中崎英也さんと、デモテープ作りを結構長いことをやらせていただいてて、なかなかデビューに繋がらなかったんですね。でも、あれよあれよと、いつの間にかババババッと決まって。そのままデビューしたと思ったら、またババババッってなってちゃったから。ついていけなくなっちゃって。」
邦丸「そりゃそうですよね。」
小柳「自分が何をやりたいのか、周りのスピードの速さに、ちょっと怖いなと思ってました。」
邦丸「自分のペースじゃないですもんね。周りがどんどん決めていくわけじゃないですか。こういうコンサートがありますよとか、テレビの出演がありますよとか。」
小柳「そうなんですよ。根本的なところがしっかりしないまま、周りがどんどん決まって行くようなイメージですね。「やばいやばい!間に合わない」みたいな。(笑)あとなんか、ありがたいことに、歌がうまいという印象を持っていただくことが多かったんですが、自分の中ではできないことが多くて、すごくギャップを感じていました。」
邦丸「本人は腑に落ちないことがあったんだ。」
小柳「ありましたね。できないことがいっぱいあったので。」
野村「何ができなかったの?」
小柳「細かい表現の仕方とか、どうやって癖をつけるかとか。ボーカルをやる方達は自分なりの色を付けていくと思うんですけど、それができない。もう感覚で歌ってるので、「ああ、これじゃダメだな」って思ってました。」
邦丸「よく40年も50年と歌ってらっしゃる方が、若い頃の歌声を聴いて、もう一回あの頃に戻ってレコーディングをし直したいって言うことがありますが、ゆきさんもそういう感じはある?」
小柳「あの時の細胞で、今の感覚で歌ったらすごいでしょうね。やっぱりちょっと違った表現にはなりますよね。」
このあとは、小柳ゆきさんの新曲やコンサートについてたっぷり伺います!気になる方はradikoのタイムフリー機能でご確認ください。
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