【アナコラム】太田英明「ちょい漏れ親父」
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「アナウンサーコラム」。週替わりで文化放送アナウンサーがコラムを担当しています。この記事では全文をご紹介!
▼9月22日配信号 担当
太田英明アナウンサー
はい、どうも、いつも大変お世話になっております、文化放送の太田英明です。
私事になりますが、去る5月19日で、満60歳になり、還暦を迎えました。
文化放送を定年退職し、現在は、嘱託社員として働いています。
妻からは、赤いTシャツ、姉からは、赤いブリーフ、両親からは、木彫りの観音菩薩像をプレゼントされました。
また、多くのリスナーさんがお祝いのメッセージを下さり、中には、お祝いの品を送って下さった方もいました。この場を借りて篤く御礼を申し上げます。
何より、喋り手として還暦を迎えられたことは、ひとえにリスナーの皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
しかしながら、正直言って、実感はなく、どうもピンときません。生活や仕事に、大きな変化がないせいかもしれません。
一方で、60歳になり、衰えを感じることは多々あります。
まず、下ネタが思い浮かばなくなったこと。
以前は、何でもかんでも下ネタに結び付けてイメージを膨らませて、勝手に悦に入っていたのですが、今はさっぱり下ネタが思いつきません。
情けないというか、寂しいというか。トホホであります。
それから、いささか尾籠な話になりますが、おしっこが異常に近くなったこと。
以前は、尿意を感じても暫くは我慢できていたものが、今は、尿意を感じたらすぐにトイレに行かなければならず、油断をしていると、パンツに尿を滲ませてしまい、ちょい漏れ親父になってしまうのです。
特に、電車の中で尿意を感じてしまうといけません。
途中で電車を降り、慣れない駅でトイレを探し、下手をすると尿漏れし、ちょい漏れ親父になってしまいます。
また、どういうわけか、就寝前に歯を磨いていると、決まって強い尿意を感じます。
音波歯ブラシで歯を磨いている最中、尿意を我慢していると、時々尿漏れしてしまいます。ちょい漏れ親父です。
その他、歩くのが遅くなったこと、夜9時ごろに早くも眠くなってしまうことなど、老化のせいを疑わせることはいくつもあります。
そんなわけで、今夜もちょい漏れ親父は、強い尿意と格闘するのでありました。トホホ。