伝説の番組を多数担当！ 歴戦のテレビディレクターが世界一周の旅に出た理由とは!?

大竹まこと「旅に出たのが46歳。46歳で『花嫁を探しに』？」

後藤隆一郎「離婚しちゃったんですよ。傷心旅行を3年7ヶ月した、ということです（笑）」

大竹「離婚……理由は何か？」

後藤「わかんないです。僕もいきなり言われたので、ショックを受けてしまい。じつは僕、大竹さんにお会いしたことあるんです。20年ぐらい前、合コンしているんですよ」

水谷加奈「ええっ!?」

後藤「『（ビートたけしの）TVタックル』の収録終わりに、CAさんと。僕は遅れて行ったんですけど、大竹さんは紺のジャケット、ドレッシーな白シャツ、青の短パンを穿いて革靴でいらしたんですよ。で、失敗して……僕と二人で20分ぐらい『CA論』を熱く語っていたんです」

大竹「そんな話を聴くとは思わなかった。20年前って俺は50ちょっとだろう？ そっちは？」

後藤「30ぐらいですね。まだ独身でした。（大竹さんは）TVタックルの口調でCA論を語っていました（笑）」

後藤さんは45歳で離婚をし、「自分探し」のために旅に出たという。テレビディレクターとしての仕事についても聴かせてくれた。

大竹「もともとIVSテレビ（制作会社）だっけ？」

後藤「はい。『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』から始めて」

大竹「メチャクチャな企画を通して。タレントは『こんなのやるのかよ』みたいな仕事ばっかりで」

後藤「芸人さんが『こんなことさせられた』ってよく言うじゃないですか。ヘビ風呂、東尋坊から飛び降りる……。あれ、先にADがやっていますからね！ 僕、ヘビ風呂やっています。それで命が大丈夫か確かめてから……」

大竹「そりゃそうだろう！ 確かめずにやらせるわけねえじゃねえか（笑）。（ADを経て）ディレクターにはなったんだね？」

後藤「もちろんです。『鉄腕！DASH!!』『ザ！世界仰天ニュース』……、DASHは立ち上げメンバーです。『トリビアの泉』もチーフディレクター、マツケンサンバのブレーン……」

水谷「すごいじゃないですか！」

大竹「それなのに傷心の旅に出て……。でも仕事はそういう、とんでもない現場だから、うちのことは疎かになるからな」

後藤「とはいえこうして本にまとめたので、ひとつのコンテンツに落としました、というところは褒めていただきたいですね（笑）」

大竹「ディレクターらしい感じが出たね（笑）」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時～3時30分、文化放送（AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko）で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。