ジャニー喜多川氏性加害問題のメディアの手のひら返し青木「この国のメディアの構造の問題を見事に露呈させた」
9月8日の大竹まことゴールデンラジオでは、昨日会見が行われたジャニーズ事務所元社長ジャニー喜多川氏の性加害について室井と青木がコメントした。
朝日新聞によると、「ジャニーズ事務所の創業者、故ジャニー喜多川氏による未成年者への性加害問題をめぐり、ジャニーズ事務所は7日、東京都内で記者会見を開き、性加害を事実と認め、藤島ジュリー景子社長の引責辞任を発表した。新社長は所属タレントの東山紀之氏。藤島氏は当面代表取締役にとどまり、被害者の補償と救済、心のケアの業務にあたるという。
室井「ジャニーズの記事。どうなのかなと思って見てきたのよ。会見の模様を。私は性暴力を憎んでるし無くなれと思うけど、そういう風な性暴力とかが普通に行われたっていう構造を作ったというか、担った、協力していたのはマスコミとかメディアだと思う。なのに会見で、イノッチとか東にお前らどうなんだ?みたいな感じ?あれはめちゃめちゃひどいことだと思うよ」
大竹「室井にはそういう風に映ったと。青木さんは?」
青木「室井さんのいうところおっしゃる通りだなと思う部分も多いんですよね。 ただ一方で、東山さんというある種ジャニー喜多川さんが一番気に入っていて、一番事務所に長くいらっしゃった方が後継者につく。しかもその藤島ジュリー恵子さんが100%の株も持ったままだっていうことで、どこまで本気で被害者の人たちに対する補償とかをやっていくのかっていうのは本当にこれからの問題」
室井「そういった問題については新しく進んだとはあまり感じなかった。でも、一タレントだったわけでしょう。彼らだって。なのに、たとえば性被害にあったとか見てたっていうことが、万が一あったとしてもそれを言わないのも個人の権利だと思うのね。なのに自分たちメディア機関の人間なのに、お前らどうなんだって…。まず戦争の時にメディアは協力していたから新聞の日に絶対反省するんでしょ。 あの一言もなく、よくそんなこと言えるよね。被害者だもん構造の中の彼らは」
青木「この番組にいらっしゃる宮台真司さんの言葉を借りれば、天皇主義者が一夜にして民主主義者に変わったってよくおっしゃるじゃないですか?まさにこれもそうですよね。つまりついこの間までは特にテレビを中心として、腫れ物に触るようにしてできるだけ触らないっていっていたのが、謝ったら一斉に大きくやる。そのメディアのあり様を我々も含めて、メディアのあり様っていうのは、ジャニーズ問題、あるいはジャニー喜多川氏の未成年に対する性加害問題ってこの国のメディアの構造の問題を見事に露呈させたっていう意味で、言う通り我々はメディアについて改めて真剣に考えていかなきゃいけないと思います」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。