「責任が重くなるから昇進したくない……」そんな意識を変えるためには?

「責任が重くなるから昇進したくない……」そんな意識を変えるためには?

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9月7日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)は、今週お休みの西川あやのに代わって、同じく文化放送アナウンサーの水谷加奈が代理を担当した。特集コーナーでは「仕事のモチベーション」をテーマに、昇進を目指さない社員の多さとその理由、改善策について考えた。

水谷加奈「ビジネスコーチ株式会社が行なった『昇進・昇格に関する社員意識調査2023』によると、男女合わせて一般社員の91.4%が『社長になりたくない』と。理由としては、責任が重すぎる、興味がない、大変そう……。さらに一般社員の79.6%が『管理職になりたくない』と。責任の重さに加えて、仕事量に給与が見合わない、板挟みがイヤだ、という回答も目立ちました」

入山章栄「そうだろうなと思いますよ。僕がよく言うんですけど、プレーヤーとマネージャーって違うんですよ。水谷さんもそうでしょうけど、まずプレーヤーになりたいんです。アナウンサーになりたいとか、営業でがんばりたいとか。マネージャーになるために仕事するわけじゃないんですね」

中田花奈「うん」

入山「でもなぜか日本って、プレーヤーで優れていた人、長くいた人をマネージャー、役員にしちゃう癖がある。でもマネージャーって面倒というか、管理や人の調整など、プレーヤーと仕事が違う。そういうトレーニングや心構えもないまま管理職をさせているから『あ~、イヤだな』ってやっている。それを見て『こうなっちゃうのかな』と思うと若手は当然、やりたくなくなります」

水谷「それはたぶん、何百人、何千人という大きな会社だったら分けることができると思うんです。でも何十人、100人ぐらいの小さな規模の会社だと、プレーヤーで優秀な人が出世して、となるじゃないですか。それはどうすればいいんですか?」

入山「その中にもプレーヤーとしてはともかくマネージャーになったら、調整業務のうまい人がいる可能性がある。上、下、というよりも『違う仕事』だということを認識して仕事をつけてあげたり、プレーヤーの方にちゃんとマネージャーとしての研修をしてあげたりする。日本の会社ってやらないんですよ。心構えも含めた、きっちりした研修が必要だと思いますね。中田さんはどうですか? プレーヤーだし社長じゃないですか」

中田「でも社長感ないですよ」

水谷「社員っているんですか?」

中田「いなくて、ほぼバイトなんです。バイトがすごい人数いるという感じで」

水谷「バイトの人に『正社員になりたい、次の社長に……』というモチベーションはあるんですか?」

中田「いえ、そもそも副業でしか入っていない人たちなので、たくさんいるんです。もし2店舗目を出すような機会があれば、いま長く働いている人から選ぶんでしょうけど。現実的にまだまだ考えられてはいないです」

入山「水谷さんが読んでくれた、9割の人が社長になりたくない、8割は管理職にもなりたくない、というのはどうですか?」

中田「私も管理職になりたかったわけじゃない。やりたかったことをやった、自分で立ち上げたからそうなっただけなので。こんな責任の重い仕事をしたかったわけではないです」

水谷「やっぱりそうなるんですね!」

「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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