村上信五くんと経済クン「Jリーグ初代チェアマン!バスケ界の救世主!川淵三郎さん登場!」

村上信五くんと経済クン「Jリーグ初代チェアマン!バスケ界の救世主!川淵三郎さん登場!」

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毎週土曜朝8時~放送している「村上信五くんと経済クン」。
9月2日(土)の講師は、Jリーグ初代チェアマンであり、現在は日本トップリーグ連携機構会長の川淵三郎さん。
川淵さんは、ワールドカップの日本の快進撃で盛り上がったバスケットボール界の救世主でもあります。
日本スポーツ界の牽引者・川淵さんと日本エンタメ界の牽引者・村上信五さんの夢の対談をお届けしました。

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【日本トップリーグ連携機構会長・川淵三郎さん】
Jリーグ初代チェアマン。現在はJリーグ、Bリーグ、なでしこ、Vリーグ、女子バスケ、ハンドボール、ラグビー、アイスホッケー、ホッケー、女子ソフト、フットサル、アメフトの9競技12のトップリーグや教会の改革に取り組まれている。
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【川淵さんはバスケットボールワールドカップをどう見た?】
フィンランド戦で、日本代表が世界大会で17年ぶりの勝利を遂げた時、手を挙げて喜んだ。富永選手、河村選手ら若い選手の活躍が光った。試合を重ねるごとにテレビの視聴率も上がって注目度が高くなった。八村塁選手がいない中、ここまでよくやったと思う。やはりホームだったことが大きいのではないか。空席があれば選手にもすぐ分かる。第1戦のドイツ戦はチケットが完売のはずなのに空席が目立つ問題があった。満員のお客さんが入っていれば勝った可能性もある。第2戦以降は、満員のお客さんの大歓声に後押しされた部分も大きいと思う。2次リーグ進出はならなかったが、順位決定リーグで2勝し、見事48年ぶりの自力でのオリンピック出場を決めた。
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【近年の日本スポーツの快進撃について】
2021年に行われた東京オリンピックでは選手村の村長を務めた川淵さん。無観客で行われたが、通常無観客はペナルティで行われるもの。本来ならあり得ない状況。サッカーの3位決定戦もお客さんが入っていればホームアドバンテージで勝てたのではないかと思う。選手にとって一番つらいのは歓声がないこと。そういった意味では「大成功」とは言い切れない。メダルの数は多かったが、盛り上がりに欠け、決定的なものがなかったと感じている。
一方、去年のワールドカップサッカーカタール大会は、日本代表がスペイン、ドイツを破ってベスト16に進出。マスコミも大きく取り上げて国中が盛り上がり、これこそがスポーツの持つ力だと感じた。その勢いが「サッカーに負けていられない」と野球に乗り移り、WBCでは侍ジャパンが14年ぶりも優勝。良い流れできていて、その流れの一環でバスケも勝てた。次はラグビーに頑張ってほしい。この1~2年、コロナ禍などで鬱々としているのをスポーツで吹き飛ばして、日本中を元気にしてくれていると思う。
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【1964年の東京オリンピックには選手として出場!】
初戦のアルゼンチン戦で1ゴール、1アシスト決めている。10月14日、駒沢競技場。雨上がりでグラウンドが濡れていて、使い古したスパイクが練習の時に壊れてしまった。慌てて前に使っていたスパイクに履き替えたため、焦ってしまってあまり良いプレーができなかった。当時、交代制がなかったためプレーを続けたが、今なら絶対代えられていただろうというくらい出来が悪かった。2対1でリードされて残り10分、飛んできたボールに向かって「枠の中に入れたい」という気持ちだけでヘディングしたら入った。「ダイビングヘディング」と言われたがそんなに格好いいものではない。その後、1点入り3対2の大逆転劇。優勝候補を破る大金星だったが、新聞ではものすごく小さい扱いだった。当時はサッカーの知名度が全くなかった。川淵さんが小学生の頃はサッカーボールを見たことがなかった。高校の時、「サッカー部に入らないか」と誘われてあまり惹かれなかったが、「西日本大会のため、サッカー部に入れば四国の高松に行ける」と言われた。船に乗ってみたい!という理由だけでサッカー部に入った。
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【WBC日本代表元監督の栗山さんとサッカーの森保監督の共通点とは?】
監督というのは、一段上のところにいて、下から恐れられながら指導することが世界的に見ても多い。こういったカリスマ性がないと選手はついていきにくく、チームがまとまらないとされていた。栗山さんと森保監督は選手のところにまでおりてくる。選手の意見をしっかり聞いて、選手の意向を大切にすることを大切にしている。「あの監督に話しづらいな」というタイプでは全くない。世界を見てもあまりいないニュータイプ。しかし今は選手のところにも色々な情報が入ってくるので、今後はこういったタイプがトレンドになっていくのではないか。
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【川淵さんもサッカー日本代表監督経験者!】
1980年11月に代表監督代行に就任し、1981年3月に退任。当時の監督が倒れて急遽監督代行が必要、ということで声をかけられた。海外に選手の強化のため行く際、せっかくのチャンスだから若い選手を連れていこうと、25歳以下だけにした。当時からこのような思い切った改革をしていた。その結果、当時、日本チームは海外で「パス回しがうまい」と人気になった。
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【ラグビーワールドカップ日本代表チームについて】
2019年と一番違うのは「ホームじゃない」ということ。応援は信じられないくらい力になる。日本からの声援は熱波のように届くが、国民の大歓声を受けて試合ができないことをどう切り抜けるか。そんなに甘くないので頑張ってほしい。
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現在86歳とは思えないくらいエネルギッシュな川淵さん。聴きごたえたっぷりのお話、本当にありがとうございました。でも、1週ではお話を伺いきれない!…ということで、来週もご登場いただき、なぜバスケの救世主となったのか?引き続きたっぷりお話を伺います。お楽しみに!
坂口愛美

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「経済初心者」の村上信五が、ゲストの方に教えを請いながら 「お金」に強くなってゆく番組です。 「お金持ち」しか持っていない情報を イチ早く皆さんに提供できるよ…

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