邦丸アナ、石川ひとみ「まちぶせ」をかけてリスナーに怒られた件！

野村邦丸アナ「ご無沙汰してました！」

石川ひとみ「あっ、ホントお久しぶりでございます！」

邦丸「私がまだ20代、茨城県水戸市の茨城放送というラジオ局の若手アナウンサーだった頃に、『アナウンサーでござい！』なんてことを許されるような職場環境ではなく、当時茨城県武道館という大きな会場で大きなイベントがあって、そのメインゲストに石川ひとみさんがいらっしゃって。その時は私、司会とかじゃないんですね、ステージに近いところで、場内整理をやってました」

石川「場内整理？　本当ですか！？（笑）」

邦丸「ホントホントホント。イベント会社の人を呼べるほどでもなく、出来れば自前で行こうってことで、私と同期のエンちゃん（遠藤理アナウンサー）と2人で、石川ひとみさんが出てくる時にファンの方がワーッと押し寄せてくる、それをなんとか『我慢を！我慢を！』と言いながら……だから石川さんがステージ上に居る時は、私は背を向けてたっていう」

石川「あ～なるほど、こうやって（横に手を広げて）。まぁ～ありがとうございます！」

邦丸「頭の上で『まちぶせ』を歌ってるんだな～っていう。私は見られなかったんですよ」

石川「ホントですか！（笑）あらまぁ～！」

邦丸「その時が私にとって初めての『生石川ひとみ』だったんですね」

石川「そうですか。それから随分経ちますね！」

そして、お話は石川ひとみさんの大ヒット曲「まちぶせ」について。

邦丸「石川さんがゲストに来てくださった前回も前々回も『まちぶせ』をかけまして、一番最後のサビの部分『♪胸の奥でずっと～』のところで声がかすれるんですね。『これがたまらなくいいよ』という話をして二度三度かけてるうちにリスナーさんから『しつこい！』と」

石川「言われてしまいましたか！」

邦丸「『しつこい』と、『その話はいい』と。私もそう思います。ちょっとしつこすぎたかな～と思いますが、意外とひとみさん、あの部分は無意識でやってるんですよね？」

石川「ああ～そうですね、あの時は何テイクかは歌ったんですが、あの部分ではあのようなかすれた感じになったんですよね。なんでかわからないですけど（笑）」

ここでスタジオでも「まちぶせ」をおかけして……

邦丸「（曲終わりで）名曲だなぁ～！」

石川「ありがとうございます！　私も、歌えて幸せです」

邦丸「石川ひとみという歌手の歌唱力と、ユーミン作詞作曲で、松任谷正隆さんが編曲してて、すべてが見事で、俺聴いてて涙が出てくるもんね。ホント素晴らしいですね！」

石川「ねえ～っ！　本当に良かったなって思います」

邦丸「つくづくね、切ない乙女心というのが……あざとい歌でもありますけどね？」

石川「（笑）　でも、この気持ちは、すごいよくわかりますよ、私。学生時代とかね、男の子に対して好きとも言えないし、友達にも言えないし、でもなんか帰り道にね、部活が終わった後で私も終わって、男の子も帰るじゃないですか。その時に何となく一緒に学校の門を出て行きたいな～みたいな。別にそこで呼び止めるわけでもなく、何となく『ああ、一緒になったね』みたいな視線だけがあって、みたいな。そういうこともありましたからね、私なんか結構。片思い的な？　好きだっていう気持ちを誰にも言えないので……」

邦丸「胸の奥でずーっと……」

石川「そうそうそう、ただ、『もうすぐ私、振り向かせるわ！』なんてことは、思ってはいないですけどね！（笑）　そういう気持ちも、わかりましたよ？」

「くにまる食堂」は平日朝11～13時、文化放送（AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko）で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。