【西武】松井稼頭央監督インタビュー 試合前まで5勝15敗と大きく負け越しているオリックスとの2連戦を前に「松本が先陣を切ってくれる」
9月5日放送のライオンズナイターでは、ほっともっとフィールド神戸で行われたオリックス-西武21回戦の試合前に、埼玉西武ライオンズの松井稼頭央監督にインタビュー。試合前まで5勝15敗と大きく負け越しているオリックスとの2連戦の初戦に先発する松本航投手への期待を指揮官に語ってもらった。
――夏場の4週連続6連戦が終わりました。例年にも増して厳しい暑さの中、4週のうち3週は金曜日が移動ゲームというタフな戦いだったと思うが、4週連続6連戦を終えられていかがですか?
松井「シーズンが始まった時には、この時期に6連戦が入ってくることは頭に入っていましたし、その条件というのはライオンズだけではないので、1年間シーズンを戦っていく上で、この時期にとっては非常にタフな週が続きましたけどね。それでも選手たちはしっかりと準備してやってくれたと思います」
――ルーキーの蛭間拓哉選手は右ピッチャーの対戦打率があまり良くなかったと思うが、ここ最近右ピッチャーからも結構ヒットが出るようになったと思います。どうご覧になっていますか?
松井「蛭間も非常に対応能力といいますかね、非常に良いですね。ヒットになっている打球の方向も非常に良いです。逆方向にもしっかりと打てるようになってきていますし、逆方向の打球の伸びというのも非常に良くなってきていると感じます。もちろん試合数を重ねることもそうですし、色々なピッチャーと対戦していく中で、蛭間もしっかりと自分で対策を練って試合に挑んでくれていると思います。1試合で3、4打席ある中で、色々なことを配球も含めてですね、考えてやっているのではないかなと感じています」
――新加入のブルックス・クリスキー投手が、先週の楽天戦(8月31日、楽天ー西武23回戦)で、ライオンズに移籍してから初めてのセーブをマークしました。(9月5日試合前時点で)5試合無失点が続いていますが、どうご覧になっていますか?
松井「非常に良いですね。真っすぐのスピードもそうですけどね、フォークであったり、非常に魅力的じゃないかなと思います。真っすぐも 150㎞/h以上出ますからね。その中で角度も感じられますし、フォークも含めると三振がとれる確率も上がってくるでしょうし、(フォークは)カウントもとれて、勝負球にも使えると思う」
――守護神を担っていた増田達至投手が9月1日に再調整ということで登録抹消になったが、そのあたりはいかがでしょうか?
松井「もちろんね、早く戻ってきてほしい気持ちはありますし、かといって焦ってやるのもよくないですし、投手の柱として素晴らしいものを見せてくれていました。調子がなかなか上がってこない中でもね、良いものも出してくれていたのですが、一度しっかりと(調整期間を)設けてですね、また戻ってきてもらえればと思い、増田ともそういう話をしました」
――この試合(9月5日、オリックスー西武23回戦)の先発は松本航投手です。前回登板(8月29日、楽天ー西武21回戦)は、完投負けながらも素晴らしいピッチングだったと思います。前回のピッチングはどうご覧になりましたか?
松井「素晴らしかったと思います。もちろん(楽天の)フランコのホームランはありましたけど、前回登板もその前の試合(8月20日、西武ーソフトバンク18回戦)も、終盤になってスピードが落ちない。球数を投げてもスピードが落ちずに、むしろ上がってくるケースもありましたので、そういう意味では松本も状態が良いのではないかなと思います。なんとかここ2戦で勝たせることができなかったので、何とか松本に勝ちをと思いながら、オリックスにも負け越しているので、何とかねやり返すために、松本が先陣を切ってくれると思います。なんとか打線も援護してやっていきたいと思います」
※インタビュアー:高橋将市アナウンサー
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