東京〜敦賀間が直通で最速3時間8分!北陸新幹線の金沢〜敦賀間が来年3月16日に開業

東京〜敦賀間が直通で最速3時間8分!北陸新幹線の金沢〜敦賀間が来年3月16日に開業

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8月31日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、木曜コメンテーターで京都大学大学院教授の藤井聡氏と寺島尚正アナウンサーが、北陸新幹線の金沢(石川県)―敦賀(福井県)間が来年3月16日に開業されるというニュースについて意見を交わした。

藤井氏「北陸の発展にとって莫大な意味を持つわけですよ」

JR東日本とJR西日本は30日、現在建設中の北陸新幹線金沢(石川県)―敦賀(福井県)間を来年3月16日に開業すると発表した。
同区間の距離は125キロ。これにより東京―敦賀間が最速3時間8分で結ばれ、現在の所要時間から50分短縮される。
東京―敦賀間の直通列車は1日14往復、うち速達タイプの「かがやき」は9往復の予定。

北陸新幹線は東京から長野、金沢、敦賀、京都などの都市を経由し、大阪へ至る延長約700キロの路線として計画された。
平成9年に東京―長野間、27年に長野―金沢間が、それぞれ先行開業している。

金沢―敦賀間は今年春に開業することが予定されていたが、工事の遅れにより来年春への開業延期が決まっていた。

北陸新幹線の延伸によって、首都圏から石川県西部や福井県への新たな観光ビジネス需要が期待される。

寺島アナ「藤井さん、これはどうですか?」

藤井氏「これはもちろん、日本国民にとって、とても良い話だと僕は思いますね。敦賀は米原乗り換えで速く行けたりとかするんですけど、福井はどうしても時間がかかるので、これが直通で行けるっていうのは極めて重要なことですし、敦賀にしても乗り換えするっていうのと新幹線で東京駅から乗って次降りたら敦賀っていうのとでは全然心理的な距離が違うんですよね。これは北陸の発展にとって莫大な意味を持つわけですよ。僕は本当に心待ちにしていた開業ですから嬉しいなと思いますね」

寺島アナ「ビジネス客の方々は勿論ですが、旅行する側からしても1本で行けるっていうのが良いですよね」

藤井氏「そうなんですよ。すごいですよ、だって、東京駅に『敦賀駅』って書くんですから。そんな電車が出てたらね、敦賀のことを全然知らない人でも『これ、どこ?』とか思ったりね、『ここ、行ってみようかな』って思う人が出てきますよ。東京駅なんて毎日毎日何十万人も来るわけですから、そのうちの数パーセントの人がそう思うだけでもね、敦賀にとって莫大な意味を持つわけですよ。鉄道の新幹線が通るっていうのは本当にディープインパクトをもたらすんです」

寺島アナ「そうなんですねぇ。いまお伝えした通り、(東京―敦賀間は)最も速いものだと3時間8分ですからね」

藤井氏「そうです。すごいですよ、それは。福井だったら3時間切ってるわけですからね」

寺島アナ「そうですね。ですから、鉄道の旅としては、私は個人的には3時間ぐらいって良いなぁって思うんですよ」

藤井氏「そうですよね。とにかく速く行きたいときは2時間でも長いなって思いますけど、旅行って思ったら2時間はちょっと短いですね。3時間ぐらいって結構良いですよ」

寺島アナ「来年の3月16日に開業ということですから、でも一時的にはやっぱり人気出るんでしょうね」

藤井氏「いやぁー、出てほしいですね。敦賀ってよく行くんですけど、釣りに行ったりとかご飯食べに行ったりとかもするんですけど、20年ぐらい前とかめっちゃ寂れてたんですよ。ここ数年、めっちゃ栄えてるんです」

寺島アナ「ここ数年は栄えてるんですね」

藤井氏「そうです。それはなんでかっていったら、新幹線が来るっていうことで、新幹線の駅前開発がすごい進んで、もう敦賀とは思えないぐらい立派なビルが建ってますからね。『えっ、これ敦賀か、おい!?』みたいな。『敦賀やぞ、ここ』みたいな(笑)。でも、古い歴史があるんですよ。昔は大陸と繋がってる重要な港だったんですけども。これでまた敦賀がね、明治時代の輝きをね、取り戻していってほしいなと思いますよ」

「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~8時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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