【7時台】
木曜日の7時台のニュースマスターは教育改革実践家・元リクルート社フェローの藤原和博さん。
●7時は「猛威を振るうインフルエンザ」のお話。厚生労働省の今月1日の発表によると、直近の一週間に報告されたインフルエンザ患者数は1医療機関当たり57.09人で集計が始まった1999年以降最多となりました。全ての都道府県で「警報レベル」の患者数となっています。
2月1日の調査で直近一週間の入院患者数は3205人、集中治療室や人工呼吸器などが必要なケースが述べ628人で、去年のピーク時に比べて重症化する例が1.5倍を超えているということです。藤原さんはインフルエンザ予防に関係した話として、感染症のプロ・岩田健太郎先生に聞いた「頭がスッキリする風邪の話」で「マスクの風邪予防効果はほぼない」とのことです。(風邪をひいている人が他の人にうつさないようにする効果はあると思うとのこと)
これに関係した話として、青森県むつ市の市役所では窓口対応改革として職員が原則「ノーマスク」という対応があります。「表情が見えにくく不快な印象を与えかねない」「会話が聞きづらい」などの解消が目的で、市民からの評価は上々だということです。
効果的な予防で大事なのは「かかってしまった人が周りにうつさないように注意する」ことが予防効果が高いというお話でした。
●7時30分は「新社会人の過半数が初任給を『貯蓄』」という話題。民間の生命保険会社が去年行った「社会人1年目と2年目の意識調査」によると、初任給の使い道として「貯蓄」と回答したのは社会人2年目で42.0%、新社会人では54.6%に上りました。「老後破産」など高齢者のお金の不安が取りざたされることが多い中、若い世代にも「将来に対するお金の不安」を抱える人が増えています。
人生100年時代と言われるようになって、将来が長くなっています。そんな中、若い世代は、お金に関する考え方が変わってきており、お金について必死に学ぼうとしています。最近では「bookee」という3ヶ月のマンツーマンのパーソナルトレーニングとその後1年間のサポートによって金融リテラシーを向上させ、「お金が溜まって増える体質」を目指す新しいサービスも始まっています。また、放送ではビジネス書も山ほど読んでいる藤原さんにお金の増やし方を伺いました。
【8時台】
木曜日の8時台のニュースマスターは経営改革実践家で、初代横浜DeNAベイスターズ球団社長の池田純さん。
●8時は「中日の沖縄キャンプが異常人気!初日のグッズ売り上げ1000万円突破」の話題にフォーカス。プロ野球12球団が2月1日一斉にキャンプインしてから一週間。沖縄に6球団、宮崎に5球団、唯一日本ハムだけ例年通りアリゾナでキャンプインしましたが、沖縄の北谷でキャンプを張る「中日ドラゴンズ」に注目が集まり、記録づくめのキャンプになっています。
「琉球銀行」のシンクタンク「りゅうぎん総合研究所」のまとめによると2018年の沖縄県内プロ野球春季キャンプの経済効果は122億8800万円で一昨年よりも13億円アップして、過去最高となりました。中日に関して言えば、松坂大輔投手、スーパールーキー根尾昂、そして新監督の与田剛がこの人気の根底にありますが、池田さんは「今年が中日の年だっただけで、毎年どの球団も注目の選手や監督が現れるとこれくらいにはなりますよ」とコメント。さらにこの春季キャンプで大事なのは「体験型になっていることに注目。キャンプで選手と触れ合ったあと、美ら海水族館に行ったり、ゴルフに行ったりできる上、そこでも選手と出会える可能性があるので楽しめますよ」とのことでした。
●8時30分は「東京オリンピック開幕式まで533日。3兆円を投じる大会で何を残せるのか?『2020年以降のスポーツと地方創生』」のお話。2020年7月24日の「東京オリンピック開幕式」まであと533日。当初は「コンパクトな大会」を目指してスタートした東京オリ・パラでしたが、総予算は大幅に膨れ上がり3兆円と試算されています。二転三転で大きな話題になった「新国立競技場」の2500億円という整備費も、3兆円の前には、霞んでしまいそうです。これだけの予算を費やす以上は、2020年以降に「何を残すべきか?何が残せるのか?」今からじっくり考える必要があります。そこで、世界各国130以上のスタジアム・アリーナを視察してきた池田さんと「2020年以降のスポーツと地域創生」、「街づくり」を考えます。
これからの施設は「経営」を念頭に、365日の稼働率を考える必要があります。池田さんが今提案しているのは「青山ラグビーパーク構想」。地域に根付き、ラグビーと関係なくても多くの人々が訪れ、集い、会話を楽しむ場所。それがひいてはラグビーファンのため、地域のためになるというもの。他にもスポーツ振興に関する事業でアドバイザーを務めているさいたま市のスポーツ施策についてお話いただきました。
【トレンドマスターズTOKYO】
木曜日はユニークな視点で生まれた商品や今、注目されつつあるモノ・コト・サービスなどを紹介する「ヒットの芽」。今日は東京・三鷹にある365日24時間営業の古本屋さん「ブックロード」を取り上げます。こちらのお店、年中無休なのでが、変わっているのはそこではありません。なんと無人の本屋さんなのです!
三鷹駅から歩いて12分ほど、商店街にあるお店で、看板・店名の表示は一切ありません。外からはガラス越しに本が並んでいるのが見えます。店内には本棚と2台のガチャガチャがあるのみ!本には値段のシールが貼ってあり、ガチャガチャで代金を払う仕組みになっています。(ガチャに入っているのは本を入れる袋)
無人の本屋さんで強盗はないのか?利益は上がっているのでしょうか、詳しいことを「ブックロード」の店主、中西功さんに伺いました。
【マスターズインタビュー】
今週のインタビューのお相手は、漫画界のレジェンド ちばてつやさんです。現在ちばさんは連載ものとしては17年ぶりとなる作品を『ビッグコミック』に連載中です。
「一日中だらだら」を意味する「ひねもすのたり日記」と題した自伝的エッセイ漫画を描き始めたその理由を伺いました。
今日の楽曲ラインナップ
1曲目 Maneater / Daryl Hall &John Oates
2曲目 ロックバルーンは99 / NENA
3曲目 Irreplaceable / Beyonce
4曲目 ILE AIYE~WAになっておどろう / AGHARTA